宴会ドタキャン、悲しいです。

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昨今話題になりつつあり、社会的問題として取り上げられてる飲食店における大型宴会の無断キャンセル。
実際、私も30名、飲み放題込み5000円レベルの宴会をドタキャンされた事が一度や二度ではなく、度々あります。
時間になっても来ないので、電話はしてみましたが、繋がらないパターン。

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直前の直前に突然予約をキャンセルするとの電話があって、キャンセル料を頂こうとしたら、そんな説明は受けてないとか逆ギレし始め、電話を切られた後、一切連絡が取れなくなるパターン。
しつこく電話をかけてると、そのうち着信拒否されて、もうどうしようもなくなります。
レアパターンでは「俺はそんな予約してない!」って言い張るパターン。
確かに通話録音して無いけど、じゃあなんでウチの予約台帳に貴方の名前と電話番号があるのよ、って話なんですが。
何れにせよ、どっちに正義があろうと、相手が電話に出なくなってしまえば、はい、終了。キャンセル料なんてとんでもありません。
営業妨害ではあるので、警察に届けて法的に訴える、と言うやり方もあるのでしょうが、弁護士さんなどの話では、賠償請求するにしても、せいぜい料理の値段では無くて、原価分だけ、しかも他の料理に転用出来たなら、その分も認められず、その予約に対応する為の人件費も、実際は接客して無いんだから、仕込みに使った人件費のみ。
つまり、10万円の売り上げの損失だったとしても、原価率が35%だったとして、良くて35,000円。その為に訴えを起こせば、それなりに書類を揃えたりする手間と、報道されれば店のマイナスイメージになるので、却って悪影響になり兼ねません。
起きた事については、残念ながら泣き寝入りするか、別の対応策を考えた方が良いみたいです。

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となれば予防策、なんですが、よく聞くのが、
「キャンセル規定を設けて、予約の際はそれを説明しましょう」
これはよっぽど飲食店で実際に働いてない人が考え付く予防策ですね。自称飲食店コンサルタントが良く自慢気に書いてますが、大体予約の電話が来るのは、幹事さんの休み時間か、仕事が終わった後。つまり店が一番忙しい時間帯です。
いちいち何日前だと何パーセントキャンセル料だ何だと説明している暇はありません。それに、一番の問題は、いくらキャンセル規定を設けていても、ドタキャン以降に連絡が取れなければ全くもって意味が無い、って事が問題なんです。
「前日に確認の電話をする」
これはそこそこ効果があります。大体ドタキャンの原因は、「幹事さんがキャンセルするのを忘れてた」これに尽きます。
今、ネットでも予約出来るので、幾つかの店を同時に予約しといて、一番条件の良い店に決めた後、他の店をキャンセルするのですが、その際、うっかりキャンセルするのを迷惑にも忘れるケースが多いです。ここで気をつけ無くてはいけないのが、あまり早く時点での予約キャンセルについてキャンセル規定を設けてしまうと、この時点で着信拒否される可能性があります。
電話が繋がらなかったからといってたまたま出なかっただけかも知れないし、当日来店された時に席を用意していない訳にも行きません。
大人数なら少なくとも1週間前には何かしら理由をつけて確認の電話をして置いて、駄目押しに前日確認位が良いと思います。キャンセル料は前日の営業終了迄に連絡をもらえればセーフって事にして置くと良いかと。
あまりキャンセル規定が多いと、会社の経費を使う様な接待や企業宴会には向かない店として、その手の需要が離れる可能性が有ります。ビジネスの現場では当日にトラブルや事件で宴席が中止なんて良くあることですから。
「会社の電話番号を聞く」
会社員には効果は有ります。いくら携帯コールを無視していても、会社にかけられて、別の人間に事情を話された日には、面目丸つぶれ、ひいては評価にも関わりますから。ただ、それなりのポジションの方には逆効果で、自身がキャンセルする人間の様に思われている事について、少なからず不快に思うでしょうし、その線引きも難しいですね。常連様の場合も然りです。
まとめると、やはりそれなりの規模の大きな予約に関しては、最低限の幹事様とのコミュニケーションは取っておかないと、後々面倒なことになる、と言うことなんですね。
ただ、何処からが大人数なのか、少人数の予約は良いのか、意見は別れるんです。難しいなぁ…。

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