飲食店の令和元年一番長い日。消費税増税と共にキャッシュレス導入。

こんにちは。当ブログにご来店いただき誠に有難うございます。

 

飲食店でお勤めの方々、どうでしたか?2019101日。大変だったお店もあるでしょう。正確には101日のその前後ですが。何が大変だったかって、そう、消費税増税です。

 

消費税増税自体は以前、5%から8%に引き上げられたことも記憶に新しいので、メニューのレジ設定やメニューの差し替え、ポスター、パンフレットの手直し、最近ではグルメサイトの価格修正などもやらなくてはならないのですが、その経験があるお店なら、大変だったなりにも何とかなったと思います。個人的にはこれにかかる経費、人件費も政府で持ってくれ、と思いましたが。

 

今回の増税では軽減税率問題が飲食店にはありましたよね。持ち帰りが8%で店内飲食が10%とか。これも色々物議を醸し出しました。業態によって対応は色々でしたが、それほど混乱は無かった様です。今のところは。ちなみにうちは和食居酒屋なので、持ち帰りは殆ど無いので全く問題無かったです。

 

問題は・・・これと同時に推し進めようと国が目論んだキャッシュレス。なかなか導入がうまくいかなかったお店が多いようで。うちも例外ではありませんでした。

 

従来のクレジットカードは勿論使えます。というか、今更使えない店は殆ど無いでしょうが。問題はPayPayLINE pay,D払いなどのQR決済。Suica,pasmoなどの交通系マネー決済、nanacowaonなどの電子マネー決済、そう、巷にはびこる「現金」以外の決済手段を導入するかしないかで結構ドタバタしたお店は多かったと思います。

ちなみにうちは間に合いませんでした(笑)。まぁ、QRコード決済については特別な決済に用いる機器は必要ないのですぐに導入できたのですが、従来から付き合いのあるなびさんからそういった電子マネー系、QRコード決済をひとまとめに決済できる機械を導入してくれるというお話があったので、それをお願いしていたのですが、何しろ今回は引く手数多だったらしく、見事に間に合いませんでした。

 

しかも、今も導入した店からの問い合わせや、導入順番待ちのお店への対応ですっかり営業所がパンクしているのか、最早連絡すらありません。

 

ただ、実際導入が間に合わなくて思うのですが・・・・。別にクレジットカードさえ使えれば別にいいのかな?って思えるほど、お客様からのそれら電子マネー系が使える使えないの問い合わせは無く、それらが使えるようになった所で、クレジットカードが電子マネーに変わるか、現金がそれらに変わるかで、お店にとって利益、というよりそのなびさんにとって手数料収入分利益になるだけ、というだけの話なので急ぐ必要は無いのでは。というのが現場で働く私の個人的な感想です。

 

確かに、店から現金が無くなれば、レジ締めの必要も無くなるし、現金が盗まれる心配もありません。売上金を入れておく金庫も必要ないし、入出金する手間も省けます。人件費の節約にもなりますね。

それはそれで間違いなく飲食店にとっていい未来でしょう。ただ、現実問題として、その未来が訪れるには、まだまだ先の話の様に思います。とかく現在、現金以外の決済手段が乱立しすぎているので、かえってあせって導入しても、従業員に落とし込むにはずいぶん時間がかかってしまいそうです。とくに年配のスタッフを多く抱えるお店では。

 

まぁ、この混乱を経て、決済手段がクレジットカードと、一部のQRコード決済、Suicaぐらいに統一されるまで、のんびり待ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

 

と、いったところで今日はこの辺で。それではご来店、有難うございました。