飲食店、倒産の危機。コロナウイルスがやって来た。

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久しぶりのブログ更新です。いやー色々あって。まず、年明けいきなり異動になりました。ちなみに栄転ではありません。全社規模での人員不足が深刻化し、人員を収益性の高い店舗へ集中させる為、私が勤務していたなんとかプラス、の店舗は片っ端から閉鎖する事になってしまい、そのあおりを受けて、の異動だったんですが。まぁその辺はまた今度。

新しい店舗にようやく慣れ、一応の店長をまたやらせてもらってますが、ここに来ていきなり窮地に立たされました。そう、世間を騒がす「コロナウイルス」です。

2月に入ってから正直な所、それほど影響はありませんでした。私も軽いインフルくらいの認識でいたのですが、世界的に広まる感染、連日のダイヤモンド・プリンセス号の感染者情報、高まる世間の恐怖感と比例して、増える団体予約のキャンセル。究極は、政府のコロナウイルスに対する基本方針発表後、「今から2週間程度、大人数が集るイベント等は控えて欲しい」これに対応するように、一斉に店の電話が鳴り響きました。一つの電話が終わったらまた次の電話、全て予約キャンセルの電話です。キャンセルの内訳としては、

1、 企業の宴会、送別会。

2、 接待、ビジネス利用。

3、 旅行団体客。

4、 年配の方の定例の同窓会。

5、 年配の方を含む食事会。

6、 顔合せ、接待。

7、 セミナー、勉強会を兼ねた食事会。

と、傾向としてはオフィシャルな企業活動としての集まりがNG。後は高齢の方が絡んでくるお席もNGと言う状態です。2人程度のデートか記念日系の予約には余り影響は無いのですが・・・・・。

正直単価が高い予約ばかりが消えていくので大打撃です。長いこと飲食店やっていますが、12月の忘年会シーズンの次に稼げる送別会シーズンの3月、これは大打撃です。以前東日本大震災の時に同じようなことがありましたが、今回はその後の多少の反動はあっても、あの時の様な復興景気も無いでしょうから、この先お先真っ暗です。

 いつこの騒ぎが収まるか全くわかりませんが、タダでさえ昨年の消費税増税と、忘年会スルーの流行語に代表されるように今ひとつ盛り上がれなかった年末繁忙期で苦しんだお店にとっては、まさに死活問題です。おそらく体力の無いお店は淘汰されてしまうでしょう。これに加えて4月から店内禁煙って・・・・。

 とりあえず、もう明日から売上が激減することは間違いないので、人件費の調整をやらなきゃいけないのでしょうが・・・・。調整とは聞こえがいいですが、はっきり言うと、「自宅待機」です。勤務期間が4,5年あって、それなりに有給休暇を取れるアルバイトさんならいいのですが、年末頃に採用したアルバイトには当然何の保証も無く、災難としか言い様がありません。

 正直気が重いです。まだ新しい店に配属されたばかりでそれほどアルバイトさんと信頼関係を築けている訳でもないのに。

 それにしても、もし、店舗スタッフがコロナウイルスに感染した場合はどうすればいいのでしょうね。それと例えば同居している家族が感染した場合。まさか2週間くらい店を閉めておかなきゃならないのでしょうか。誰に聞いても何せ初の事なので誰も答えられません。でもきっと皆、思いは一緒でしょう。

「コロナウイルスによる店舗閉鎖、第一号にはなりたくない。」

 本当、いい迷惑だ。

それでは今日はこの辺で、本日はご来店有難うございました!