年末年始営業の是非

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今年も終わりですね。まだもうちょっとありますけど。

ところがどっこい、大晦日だろうが元旦からだろうが営業してるお店の多い事。スポンサーリンク

勿論、営業するのには意味があって、ほかに営業しているお店が少ないから、ここでこそ営業する事によって他を出し抜ける計算があってこそ営業する訳ですが。

ところが当然、会社の命令で働かなくてはいけない社員達はしょうがなく出勤しますが、実家に帰らなくてはならない主婦や、都市部の学生さんは当たり前のように地元に帰る訳で。

詰まる所、働く人が誰もいない、社員だけでの営業になるわけで。

なんとかこの時期に少しでもシフトに入ってもらえるように、年末年始だけ時給を上げる企業もあるようですが、アルバイトさんからしてみれば、そんな微々たる時給アップなんかより、家族のイベントや、久しぶりの旧友との邂逅こそがプライスレスな訳で、当然見向きもされません。

結果、社員だけで少ない人員、かつ営業コストで考えればとんでもなく平均時給の高い営業を余儀なくされる訳なんですよね。

しかも、その社員だって、出来れば正月くらいは休みたいのが本音だったりします。

そんな労働者側からのニーズを受けて、年末年始は休みにする企業も増えてきて、最近ではファミレス大手でさえも元旦は全国的に休みにするようにシフトしました。

こんなことを言ってると、

「いやいや、JRは正月でも働いてるよ!」とか、

「医療機関は年末年始関係なく働いてるよ」

とか、

「警察や消防署員は年末年始も交代で働いてるよ!」

とか、なんだか年末年始に休みを飲食店が取ることが、まるで甘えのように言う人がおりますが、

私から言わせて貰えば、

「年末年始に飲食店がやってなくても困る事は無いでしょう」

の一言に尽きます。

これは、コンビニやスーパーもそうなのですが、一年に一度くらい、やってなくても困らない職種はあるでしょうし、第一、そんなに年収が高い業種でもありません。

しかも、仕入業者はしっかり年末年始に休業してるのに、お店だけがその業者の休業前に山程在庫を抱えて新鮮でもない食材でわざわざ営業するのに意味があるとも思えません。

いつもより鮮度が悪い食材で、しかも高い人件費で大して儲からない営業を無理してやるのであれば、いっそ休んでた方が私はいいと思います。

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それでもその時期に何処もやってないからと、商機と思って営業したがるのもわかるのですが、その結果得られるものが、社員不満と微々たる利益であるならば、やらない方がいいと思うんですがいかがなものでしょう。

いや、それでも他が休んでる時こそチャンスだと言う会社については、だったら本社スタッフ全員、社長も含めてその日は店舗で働いてみて欲しいと思います。

そんな微々たる利益より、思い切って年末年始の営業をカットする方が、スタッフのモチベーションも変わって、その後の売上や利益のアップに繋がると思うんだけどなー。

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