今年一番の雪のもようやくピークを過ぎました。
散々テレビやネットニュースで不安を煽ってくれたおかげで、だーれも外に出かけなかったのでしょうか、溶けた雪の割には店は劇暇で、予約もこれでもかってキャンセル三昧でした。
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まぁ、仕方ないですね。さて、本題のハイボールのレシピ。昨今、何処でもこのハイボールを前面に出して売ってるようです。健康ブームも後押しして、糖質、プリン体ゼロのハイボールは最早ビールと並んでの定番になりつつありますね。
お酒を飲んで健康って(笑)。そういうツッコミが聞こえてきそうですが。
そのハイボールなんですけど、ブームが始まったのは、角ハイボールからスタートした、「ウイスキーはお好きでしょ」のあのCMからなんですけど、もう、10年位前ですかね。
その頃居酒屋で少しづつ広がり始めたハイボールですが、なんと言ってもその原価の安さ、しかも売れる!となって、今では置いてない所はないくらいですが、いつのまにか、レシピと言うか、作り方が変わってきてるのにお気づきでしょうか?
ここで普通のハイボールのレシピを紹介すると、
ウイスキーと、炭酸水の割合は1:3。
グラスに氷を目一杯入れる。
ウイスキー、炭酸水の順番で注ぐ。ウイスキーシングル30mlに対して炭酸水は90ml。
軽く一混ぜして、最後にレモン8分の1カットを軽く絞って、そのままレモンも入れる。
とまぁ、大した事ないですけど、これがお店によって変わってきたのがまず始まりでした。
まず、結構な割合で、「レモン」を入れない店が増えました。
個人的にはレモンを入れないハイボールはただの「ウイスキーのソーダ割り」じゃないの?と言う疑問はありますが、世間的にはどちらでもいいようです。
さらに、ウイスキーの量が変わりました。それまではウイスキーはシングル、30mlが基本中の基本だったはずが、「シガー」と呼ばれる45ml、「ダブル」の60mlとウイスキーの量が変わってきました。
これは飲めば勿論わかりますが、色を見れば、働いている人ならすぐわかる筈です。
勿論、ウイスキーが濃い方がよりウイスキー味はしますし、消費者のニーズが濃いめを求めてるのかも知れません。実際缶のハイボールには濃い目もありますから。
ただ、昔からハイボールを飲んでる人からすれば、なんか違うな。と感じると思います。私もですが。
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驚くべきは、飲食店用に販売されているハイボールの樽がありますが、某大手ビールメーカーのものは既に濃い目になってました。
樽の中で予めウイスキーが割られた状態で詰められており、後は生ビールの様にレバーを倒すだけでハイボールが出てくるあれですね。飲み放題とかハイボールが数多く出る店では、確かに品質は一定ですし、重宝するかもしれません。
しかし、ハイボールの原価は倍近くになります。それをどう捉えるかは簡単な問題じゃありません。
これが世の中の流れなのか、メーカーが、売り上げの稼げる生ビールが昔より売れなくなり、何処もかしこもハイボールを売るもんだから売り上げが下がって仕方ないから、濃い目にしてるんじゃないかって疑いたくもなります。
濃くてレモンの無いウイスキーが「ハイボール」の標準になる日が来るかも知れませんね。そしたらうちの店では「昔ながらのハイボール」って名前で昔からのレシピで出そうかな…。
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