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昨今働き方改革の名のもとに、営業時間を変更(どちらかというと短縮)する流れが目立ち始めてますね。深夜営業の短縮や、早朝営業の繰り下げのような大規模のものから、営業開始時間を30分~1時間遅らせる、又は閉店時間を早めるプチ改革。
いずれにしても、従業員からすれば、その分早く帰れるなり、ゆっくり出社できるなり、特に社員に関してはおおむね歓迎です。特に開店時間や閉店時間のちょっとの変更では売り上げにもそれほど影響も出ず(そもそも開店時間も閉店時間も、開店してすぐに忙しくなったり、忙しい最中に閉店する設定にはなってないでしょ?)、働く方も、お客様にも影響はあまり出ないはずです。
私のいる店でも、ディナーの閉店時間を23:30から30分繰り上げして23:00に変更しました。たった30分、たった30分ですが、家に日付が変わる前に帰れる、気分的なものでしょうが、ものすごく精神的にも肉体的にも楽になりました。
それに、終電前に帰れる、という事がアルバイトスタッフの中でも好評で、特に学生さんはそのメリットを利用して、同級生の友人を従業員として紹介してくれるようになりました。ありがたいことです。20:00以降の25%増しになる深夜時給分が稼げなくなるという不満が出るのではと懸念していましたが、全くの杞憂でした。
ただ、これだけ営業時間をいい具合に設定しても、お客様次第ではそうもいかないケースがありまして…。今回はそんな話。
有りがちなのが、開店前、5分10分ならいざ知らず、30分、さらには1時間前に来店なんてケースはざらにあります。日本人らしい5分前行動、それならわかるのですが、ただ何となく、早く着いてしまったからという理由で、まだ準備中のあかない自動ドアを手動でこじ開け、清掃やセッティングで大忙しの従業員を呼びとめ、早く入れろとまくしたてる方は意外と多いです。特に年配の方。
幹事さんで、席のセッテイングや準備云々があるならともかく、外が寒いからとか元はと言えば自分が早く来すぎたのがいけないんだろうに…。結局、寒空の中待たせるわけにもいかず、店内へ。そして結局開店準備の邪魔になるのでお席にご案内する訳ですが…。お客様がいるといないとでは立ち振る舞い、言葉遣い、大きく違います。スタッフだけの大事な時間がこうして失われてしまう訳ですね。
早く来てしまうお客様については、まぁ色々事情もあるでしょうし、仕方ないにしても、一番迷惑なのがこの「帰らない客」。営業時間を過ぎても全く席を立つ気配も無く、閉店時間を告げてもいろんなパターンで粘る睨む。
<帰らない客、ありがちなパターン色々>
職場の飲みでありがちです。上司がためになる(のかどうかわかりませんが)お話語りモードに入っているので、部下としては真剣に聞き入っています(又はそのポーズをしています)。ので、閉店時間を告げようものなら、あからさまに「空気読め!」と目で殺してきます。こうなると膠着状態ですね。話が終わるまで、まず帰れません。
女性に多いですね。閉店時間を告げたとたんにトイレに行くのはいいのですが、一人行って戻ってきてはまた一人と、なぜか同じタイミングで行かない。そして残っているメンバーでまた新しい話題が生まれると、また帰らない!
お酒で気分が悪くなったのでしょうか。友人が迎えに来るまで待ってくれと。言われれば仕方ないような、まぁ、確かに泥酔客はタクシーも乗せてくれないからなぁ、とどれくらいかかるか聞いてみると、「1時間」。その分の時給を払えと言いたくなります。
4,まだ食べてるでしょうが。ドラマの名台詞ではないです。ラストオーダーでしこたま頼んで、閉店時間になってもテーブルは料理の山。正直こちらも声をかけたくないのですが、終電があります。そうすると予想通り、「まだこんなに料理が残ってるんだよ!」…私たちが悪いのでしょうか。
とまぁ、せっかく営業時間を決めても、一部のお客様の要求でなかなか時間通りには開けられず、帰れず、というのが飲食店の宿命でしょうか。これだけカスタマーハラスメントやら騒がれても、未だに、サービス業なんだから多少は客の言うことに柔軟に対応するのが当たり前、という意識は根強いと思います。お互いがいい関係でいられるよう、私たちも営業時間は守りますから、お客様もご協力くださいね。
それでは今日はこの辺で。ご来店有難うございました!!