また今年もやってきました。忘年会シーズン。2018年忘年会の傾向と対策。

こんにちは。当ブログにご来店いただき誠にありがとうございます。

さーて、今年もやってきました忘年会シーズン。?まだ夏が終わったばかりなのにもう?と思っている方、甘いです。とっくに忘年会に向けて予約の獲得合戦、人員確保は始まっており、予約する側の店舗選びも始まってるんですね。ただ、ここ数年、その様相は様変わりしつつあるようです。

まず、店選びの傾向としては、

<ネット予約で大量の候補店を仮予約>

ネット予約の功罪でしょうか。簡単に複数の店舗の混雑状況が客側にとって一目でわかるようになり、予約するにしても簡単にインターネットで予約できるようになりました。なので、一人の幹事が複数の店舗を仮押さえして、キャンセル料のかからない範囲までキープし続け、メンバーの人数、予算、趣向に合った店以外を一週間前に一斉キャンセル、なんて技が簡単に出来るようになりました。この手法は以前からもあったのですが、電話と違ってネットで全て完了するので、キャンセルする際の罪悪感も軽くなるのか、飲食店側にしてみれば迷惑この上ない流れが生まれています。

これについての対策は正直な所有効な手立ては殆ど無く、せいぜい1ヶ月くらい前から幹事様と連絡を取り合う、位なものですが、何せ相手はネットで予約しているだけあって、こちらから電話してもなかなか電話に出てくれません。仮に出たとしても、そもそもキャンセルする可能性があることが前提です。通り一遍等の薄いコミュニケーションをとるのが関の山で、効果は殆ど無いでしょう。

おすすめするのは、大人数の予約に関しては、ネット予約の設定を「不可」にして、それに関しては電話のみ受け付けるようにしたほうが賢明だと思われます。そして予約の際、12月の予約に関してはキャンセルは1ヶ月前までとはっきり言及し、「キャンセル料を頂く場合もある。」と、実際にいただく訳ではないが(実際に取れるはずも無いが)、釘をさしておくことが有効でしょう。

<低価格交渉の増加>

昨今、飲み会の機会、規模は縮小傾向に有り、忘年会と言えども例外ではありません。仲のいい身内、友人同士の忘年会は宅飲みパーティに形を変え、会社からも忘年会の予算が出る所は少なくなりました。景気は良くなっていると言いますが、不思議なものですね。なので一人当たりの忘年会予算も頭打ちです。幹事の方も結構無茶な予算での宴会を交渉してくるケースも見受けられるようになりました。うちの店でも飲み放題コースは5,000円が下限のリミットなのですが、3,000円台の交渉をされることが増えてきました。

ただ、いくら世間の流れがコスパを求めても、通常時の客単価を崩してまで宴会件数を取りに行くのは得策ではないと思います。そのお店にはその客単価の理由があるはずですし、私個人的には飲食店はこれ以上デフレに向かわないで欲しいとも思います。ひたすら薄利は従業員を追い込むだけなので、ここは断固、稼ぎ時と思って価格を守りましょう。

次に、店側の都合です。ここで重くのしかかってくるのが、「人員不足」です。

昨今、どこもかしこも飲食店、特に居酒屋系は空前の人手不足です。外国人や高校生が働いているのはむしろ当たり前の光景で、それでも人手不足は収まりません。しかも国が働き方改革と従業員の月間の労働時間を制限してくれたおかげでさらに状況は逼迫し、いまや全国の飲食店が青色吐息です。なので今年の年末は店側も対策に乗り出さなくてはならなくなりました。

1、 料理の品数、飲み放題の種類の制限。

 コース料理に関しては、皿数をなるべく減らす、宴会前にセットできる料理、(前菜、鍋物、サラダなど)を増やすようにしている店が増えてきました。うちもそうなりそうです。宴会前のテーブルの上はまるで旅館の食事のようで、やたらとセットに時間はかかりますが、最早そうでもしないと店が廻りません。

2、 同時間帯に大人数の宴会を複数受けない。

忘年会のスタートは大体18:00~19:00に重なりますが、仮に20名規模の団体のスタート時間が3件同じ18:30だったらどうでしょうか。まず、案内、オーダー、ドリンク、全てのタイミングにおいて店がパンクし、クレームの嵐になるでしょう。これがたった15分ずれているだけでずいぶん店の負担が楽になります。予約を受ける際は、準備の関係でも何でもいいので理由をつけて、少しでもスタート時間をずらす努力が人手不足の今には必要になってきています。

3、 出来ない事はできないと言う勇気。

 お客様は神様かもしれませんが、従業員は神様ではありません。やれることには限界があります。無理にディスカウントしたコースを受け付けたり、大人数の予約の後にすぐに同じ部屋で別の団体を受け付けるのは、よほど人員に余裕が無くては出来ません。それをやるのが企業戦士なのかもしれませんが、失敗したときのクレームは年明けのダメージにしかりません。忘年会シーズンといっても所詮、1年で数週間の期間のことだけです。お客様と従業員の不満を生み出すような無茶な予約、要望に関しては、はっきりとNOを言う勇気を持ちたいものです。社長には言えないけど。

それにしても一年って早いなぁって、この時期になるといつも思います。いくら万全にしても、その時期になると、ノロウイルスやインフルエンザなどで従業員がやられたりするんですよね・・・。あ、予防接種、そろそろ行かなきゃ。それでは今日はこの辺で。

ご来店ありがとうございました!!

複数のグルメサイト予約を一元管理。これでらくらくネット予約。しかし減らない電話予約。

グルメサイトの予約を一元管理。このシステムさえあれば、それまで複数のグルメサイトによる即予約のお席の在庫管理を個別にいちいち行っていたのが、全てこのシステムで管理できるので、もう予約のブッキングも怖くない。それが予約管理システムかつ、電子予約台帳。うちの店でもebisol社のebicaと言うシステムを取り入れ、大変お世話になっております。

それまでは、紙の予約台帳に、予約のたびに鉛筆で記入。常連、来店頻度はもはや記憶との勝負。店長、および予約受付担当者の力量次第でした。アナログですが、10年以上当店で働いている、超ベテランかつご年配の従業員にしてみれば、これこそがマストアイテムと言っても過言では無い位、いや、この紙台帳に代わるものなど生きているうちに遭遇するとは夢にも思っていなかったでしょう。

そこへ、それまで触った事すらない、Ipad,タッチパネル入力。学生や若い主婦などの世代はすんなり受け入れてくれましたが、50代以上のベテラン組は猛反発でした。

「なんでもかんでもITって、ついていけない私達を切り捨てるの?」

「こんな機械に操られて!人間味が無い店になるよ!」

とか、何の根拠もない、まずは覚える努力をしてから文句言え、位の非難を浴びながら、無理矢理導入しました。確かに自分も頭が古い方の人間なので、電子台帳ではいちいちタブレットなりパソコンを開かなくてはなりません。それに比べて紙台帳は全てのスタッフがすぐに使えるし、しかも雑に使っても壊れない!だからどちらかというと最初は導入には乗り気ではありませんでした。

ですが、昨今のネット予約の増加、それだけではなく切実な問題、「人手不足」。

年々人員確保は厳しさを増すばかりで、どうしても以前と比べて少人数での営業を余儀なくされる事が多くなっているのはうちの店も例外ではありません。おそらくこれからもこの苦しい状況は続くでしょうし、周りの店を見ると、日本語のたどたどしい外国人、電話応対が不慣れな高校生と思しきアルバイト、それらがメインになっている店も見受けられます。それはきっと、それほど遠くないうちの店の将来でしょう。

今はいいけど、いつかきっと、営業中に予約の電話を受けようにも、トレーニング不足、又は日本語コミュニケーションのあやふやな電話応対、いや、それ以前に手が回らなくて電話に出れない時代が来るかもしれない。そう思ってのこの電子台帳、予約システムの導入でした。

いざ使い始めてみると、最初こそパソコンやタブレットでの入力に戸惑ったものの、人間は慣れる生き物なんですね。手書きで紙台帳に入力するよりよっぽど早くなりました。しかもうちの店には達筆というか、悪筆派が多いので、後から台帳を確認しても、内容の判別に時間がかかることがありましたが、もうストレスフリー。しかもネットさえ繋がっていればどこのパソコン、タブレットでも入力と閲覧が出来るので、これを機に調理場に2台、ホールに3台と中古のタブレットを増設しました。中古なので一台1万円くらいですが、おかげで予約表を印刷する手間も省けましたし、リアルタイムに予約内容を共有できるって、それまでの伝達にかかる労力ってなんだったんだろう、感動さえ覚えます。

そしてここがメインなのですが、ネット予約システム。現在主流になりつつある即予約と言うものを使用するのですが、グルメサイトを経由して予約が入って、自動的に電子台帳に転記されます。ネット予約用の席が満席になれば自動的に全てのグルメサイトのネット予約が停止になり、ありがたいことに予約確定のメールも前日のリマインドもやってくれるので、お店としては一切電話が鳴らず、オペレーションに集中できます。

と、ここまでお話しすると、夢のようなシステムで、いかにも新時代の店舗オペレーションを営んでいるように見えますが、現実は甘くはありませんでした。

確かに導入、入力、管理まではスムーズでした、問題は「ネット予約」にありました。従来の電話予約が期待したほど減らないのです。

最初は、ネット予約の締め切りを前日の22:00に設定しているから、当日予約は電話予約でしか受付できないからか?と思っていましたが、一週間前だろうが3日前だろうが容赦なく電話予約で予約が入ってきます。ネット予約はせいぜい全体の1,2割程度といったところでした。

予約電話の際の聞き込みや、予約内容を分析してみると、原因は当然ともいえるくらいシンプルでした。

1、 リピーターだから携帯電話の電話帳に既に電話番号が登録してある。

ありがたい話です。常連さんにしてみれば、ネット予約するほうが面倒な訳です。会員登録やら予約日の入力やら。だって電話かけて日にちと人数と名前を言えばすぐに済む話ですからね。それに、お店の人と話もしたい訳ですし。

2、 ネット予約の個人情報登録が嫌。

ごもっとも。しかも一度会員登録すると、来るわ来るわのお勧め情報メール。だから電話で済ませたいというのは当然と言えば当然です。しかも、意外とこの個人情報入力、面倒臭いんですよね。

3、 予約内容が重い。

一生に一度の結納の席、顔合せ、親族が一同に会する食事会、同窓会、記念式、接待、上司の送別会、こんな大事な席をネット予約で、出来ないことはないでしょう。ただ、どうやら現代人はそこまでネット予約を信頼できないようです。万が一予約の人数を、予算を、時間を間違ったら・・・・。と考えてしまいますし、細かい要望も直接伝えないと、人間は安心できない生き物のようでして・・・・。ただ、受ける側からすれば、従業員が承るほうが、よっぽどミスも多ければ、聞き間違いもあるんですがね・・・・。

4、 そもそも予約をする人間がネット嫌い。

特に顧客年齢層が高いお店はこの傾向になるようです。ネットやコンピューターにアレルギーをお持ちです。そんな世代にネット予約を!って言ってもそれは無理ってものですね。

うちの店はこれらにほぼ当てはまり、だからネット予約の比率が低いそうです。業者さんの話では、逆に言えば今ならスローペースでじっくり導入できるし、いずれ数年すれば、結局ネット予約が主流になるので、それまでながーいトレーニング期間だと思えば、それはそれでいいのかもしれませんね。

今日も電話が鳴りまくりです。その度に人手を取られてかないませんが、まぁ、それだけお客さんが来てくれるんだからと諦めるしかないようです。お向かいさんの若い客ばかりの洋風居酒屋さんは殆どがネット予約で楽になったらしいですが、うらやましい限りです。要は、業態によりけり、ということですね・・・。

それでは今日はこの辺で。本日のご来店、誠にありがとうございました。

即予約が主流になる日とリクエスト予約が消滅する日

今やどこのグルメサイトでもネット予約機能がついているのが当たり前の世の中になって参りました。もはや電話予約と同じくらい、いや、ネット予約の方が多いというお店もあるようですね。

ネット予約といっても大きく分けて二つの流派が有ります。

一つは「リクエスト予約」。

これは客側がお店に予約の希望をネットで送信し、 “即予約が主流になる日とリクエスト予約が消滅する日” の続きを読む

飲食店予約のマナー おもてなしの心。

さてさて、飲食店予約のマナー、続きです。

4、 要望は出来るだけ簡潔に、もてなす人のことも考えましょう。

ありがちなのが、予約の際にこれでもかと細かい要望を飲食店に求めるケース。

タコが食べられない、海老がアレルギーかもしれない、油濃いものは避けてくれ、年配だから料理は量より質で、主賓の好物は●●だからそれは必ず入れてくれ、あと、支払いについては誰々がするので先方から頂かないでくれ、それから・・・。 “飲食店予約のマナー おもてなしの心。” の続きを読む

飲食店予約のマナー

飲食店予約のマナー

たいそうなタイトルなので、こんな事を書くと、

「お前らサービス業なんだから、客がどう予約を入れようが勝手だろうが!」

と怒りの声が聞こえてきそうですね。それはごもっともなのですが、スムーズに予約を入れることによって、当日の食事をより快適に過ごす為には、基本的な予約の入れ方も大事になってきます。 “飲食店予約のマナー” の続きを読む

ネットの力で人件費削減

こんにちは。当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

前回は店舗オペレーションを朝型にシフトして人件費を抑えようという話をしました。
まだまだ朝方にシフトするだけで変わる人件費もあるのですが。
例えばお酒などの発注も朝でもいいんですよね。実際、アルコールが出るのはほとんど夜ですから。

業者さんだって、皆が皆、夜発注=朝納品だから、納品の時間が重なって大変なんですよね。
それは置いといて、今回は、たいそうなタイトルですが、ネット予約の話。
まぁ、最近インターネット、特にスマホの普及のおかげで、ネット予約が花盛り。
ぐるなび、ホットペッパー、ヒトサラと、大体契約すれば、ネット予約もついてきます。
これがまた便利で。
以前は予約=電話が基本だったのですが、予約の電話が来る時間は大体一緒で、
・お昼休み
・仕事が終わった頃の17時から19時
この時間が一番多かったです。
さて、飲食店。その時間といえば・・・。
当然一番忙しい時間帯ですよね。
一応気を遣って午後の3時頃に電話をくれる方もいますが・・・・。
その時間はいわゆるアイドルタイムで、人員は最小限か、休憩中なのよね・・・・。
それが今じゃネットで代わりに予約を受けてくれて、すんごく楽。
一応どこのグルメサイトでも、
リクエスト予約→一度店舗に予約希望の日時、人数等がユーザーからメールかFAXで送られ、予約対応可能ならメールか電話で対応。
即予約→店舗に予約の日時、人数等がユーザーから送られ、その時点で予約完了。
と二通りあります。
初心者や、電話予約の比率が多い店はリクエスト予約をお勧めします。即予約は便利なのですが、ユーザーが予約した時点で予約確定なので、その分を締切日(店舗で設定可能)まで確保しておかなくてはならないのと、万が一席が埋まっている状態で即予約が入ると、いわゆるブッキング状態となり、その後大きなクレームにつながります。
筆者も当日予約で個室が一杯だったのに、即予約の設定が間に合わず、ブッキングとなった幹事様にえらく怒られて、「二度とこの店はつかわん」と言われたことがありました。
まぁ、その辺気をつければ、ピークタイムや休憩時間中に電話で人手をとられないすばらしいシステムです。
しかも、グルメサイトによっては、お客様に前日に確認メールまで送ってくれます!

さらにさらに!一度それで予約したお客様は、過去の履歴からすぐに自店の予約サイトにたどり着くので、特に会社関係の利用ではリピート率アップにもつながります。
ただ、ネットに疎い世代が顧客のメインの店は工夫が必要です。少しでもネット予約比率が上がるように、ネット予約にドリンク一杯無料ぐらいの特典はつけてもいいと思います。
いずれにしても、時代はネット予約。人件費的には削減率は軽微かも知れませんが、確実に従業員負担は減ります。
外国人従業員比率が上がっている店ならなおさらです。
ただ、両家の顔合わせや、人生を左右する接待をネットで予約してしまう人達の気持ちは理解できませんが。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。