1都3県に緊急事態宣言発出。そこに含まれない地域の飲食店はもっとつらい。対象外になり続ける悲しい店の憂鬱。

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2021年1月4日

 明けましておめでとうございます!そしていらっしゃいませ!

さて、ついに出ちゃいました。「緊急事態宣言」この記事を書いている1月4日の時点ではまだ正式には緊急事態宣言は発出してませんが、早ければ7日木曜日には東京都、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象に緊急事態宣言が発出するそうです。

 年末に東京都で1300人の感染者が出たこと、同日に神奈川、千葉、埼玉でも過去最多の感染者が出た事がどうやら決め手になったようですね。政府はあまり乗り気では無かったようですが、その年末年始の期間、外出、会食の自粛を求めてましたが、あまり効果が無かったのも後押しをする結果となったようです。

 そりゃあねぇ。散々「真剣勝負の3週間」と銘打って国民に色々自粛を求めてたのに、カウントダウンイベントに集まるわ、箱根駅伝の応援に出かけるわ、あんな映像を見せられれば、こりゃ何とかしなくちゃ、と思うのも無理もないでしょう。

それで、今後次々発表されると思いますが、どうやら飲食店は午後8時までの営業短縮と、酒類の提供は午後7時までにするよう要請をするようです。

 そして協力店舗には勿論補償金が出るわけです。その金額は自治体によって違うらしいですが、半端な金額ではもう忘年会シーズンを棒に振った飲食店が協力するわけがないので、それなりの金額にはなるでしょう。ただ、それでも足りるとは思えませんが。

 ただ、問題はその1都3県以外の地方都市の飲食店です。うちの店は宮城県にあるのですが、まず、去年東北最大の歓楽街、国分町の店には営業短縮の要請(2020年12月28日~2021年1月11日)と協力した店舗には60万円の協力金が支給されます。まず、その地域に微妙に入っていません。

 そして今回も、当然入っていないので全く補償金はありません。しかし世間の流れとは怖いもので、これだけ自粛自粛と騒がれると、忘年会シーズンが全く振るわなかったのは当然として、少人数レベルの会食もすっかりなくなり、はっきり言って閑古鳥です。

 せめて1月11日まで停止されていたGOTOトラベルの再開、GOTOイート食事券の新規販売が復活という流れになり、世間的にも会食OKの流れになれば状況は変わったのかも知れませんが、むしろ世間の会食に関してもマインドは冷え込んだまま。

 しかも、かなり多くの企業で飲み会禁止、接待会食禁止の動きです。それがこれから更に酷くなります。なぜなら多くの企業の本社は東京、関東にあり、本社で飲み会禁止の通達が出されれば地方都市の支社も当然それに従うのです。

つまり、店を開けていても店は暇なので赤字です。いくら人件費を削っても出ていく方が多いので大赤字です。仮に店を休業したとしても確実に家賃分と公共料金分は経費がかかります。その分やはり大赤字。人件費分は休業補償助成金が使えるのでなんとかなりますが…。

 新年早々、かなり追い詰められております。テイクアウトとデリバリーが最後の望みの綱ですが…。正直売れて無いんですよね。

 でも、こんな感じの店、結構多いと思います。宮城もそうですが、愛知、新潟、大分、兵庫、広島とか。地方都市の補償無き飲食店、春までもつか。まだまだ苦難の道が続きそうです。

それでは今日はこの辺で。今年もよろしくお願いします!

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