ウレタンマスクなんですか?それがどうした。飲食店店長のボヤキ。

2021年2月5日

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 さて、今日ですがこんな事をお客さんから言われました。

 「あー。この店の店員ウレタンマスクなんだ。やな感じ。うつさないでくれよ。」

どこの誰が言い始めたか知りませんが、昨今ウレタンマスクの評判が悪いようで。なんでも不織布の使い捨てマスクに比べて飛沫を抑える能力が低いとか何とか。

 日本が誇るスーパーコンピューター「富岳」のシミュレーションによると、

不織布マスク

 吐き出し飛沫量20%(80%カット)

 吸い込み飛沫量30%(70%カット)

ウレタンマスク

 吐き出し飛沫量50%(50%カット)

 吸い込み飛沫量60%(40%カット)

 と、その差は歴然らしい。

 だが、だからどうしたと言っておこう。だって客側は食事中ノーマスクじゃないか。吐き出し、吸い込み飛沫量100%のゼロカットじゃないか。

 それでいてなんでこちらからの飛沫量を気にするんだろう。そんなに気にするならそもそも外食に来なきゃいいだろうに。

確かに店側が不織布のマスクを常に着用していれば安心だろうが、仕事中に使うマスクは大抵従業員の自腹で用意しています。

 何度も繰り返して使えるウレタンマスクは経済的で、ただでさえ減収している従業員にとっては本当にありがたいアイテムだ。

 なら、店が使い捨ての不織布マスクを用意しろ、と言う意見もあるだろうが、正直今の飲食店にはそんな余力は無い。アルコール、アクリルパネル、使い捨てマスクケースとぶっちゃけこのコロナ禍でお金ばかりかかってしょうがない状態が続いている。とてもじゃないが従業員の使い捨てマスクを用意する余裕なんてありゃし無い。

 マスクの性能うんぬんより、大事なのは、正面で向き合って大声を出さない、咳をしないというのが一番大事なのだと思うのですが。

 正直酒を飲むだけ飲んで赤ら顔になっている人に、ウレタンマスクはコロナをうつしやすいとかノーマスクで言われても、ちっとも説得力が無いと思うのは私だけではないはず。それに、ウレタンマスクにも性能の良しあしはあるだろうし、顔にピッタリフィットしていれば効果はあるだろうし、不織布マスク、性能はピンキリなので、必ずしも不織布マスクに比べてウレタンマスクが著しく劣っている、と言う事も無いと思うんですけどね。

 なんだかなぁ。アクリル板が無ければ言われ、席の間隔が狭ければ言われ、挙句マスクの材質に関してまた言われ、なんだか本当、飲食商売やりにくくなったなぁと思います。

 早く終わってくれませんかね。あーやだやだ。

それでは今日はこの辺で。本日もご来店、ありがとうございました!!!