今年の大晦日、元旦は営業しますか?それとも休みますか?飲食店の憂鬱。

2020年12月30日

こんにちはいらっしゃいませ!

さて、2020年ももう終わりです。誰がこんな展開を予測したかの最悪な一年。まぁその事についてはもういいでしょう。過ぎたことを嘆いても気が滅入るだけです。

 そんな事より、大晦日、元旦営業、もう予定は決まっていると思いますが、飲食業界では休業する店、営業する店結構半々で分かれています。

 まず、営業する店、私の勤めている会社では基本的に郊外店舗は営業続行です。だって来店あるんだもの。

 いくらGOTOが止まろうと、外出自粛になろうと関係ありません。みんな遠くに行かないだけで地元のスーパー、飲食店がごった返したのは今年の春の緊急事態宣言下で経験した通り。まずそこそこににぎわう事でしょう。日本人、いくらステイホームって言われても限界があるようで、空いていれば行ってしまうんですよね。事実、春先の郊外店は軒並み前年比を少し割る程度で、店によっては前年を超えました。

 逆に、休業する店。駅前、繁華街の店は正直開けていてもまず来店は期待できないでしょう。駅前のショッピングモールに入っている店なら別です。初売りの影響はあるでしょうから。それでも例年通りとはいかないでしょうね。

 開けるだけ無駄な駅前、繁華街の飲食店ですが、それでも開けるところはあります。他所が休業しているのならその分自分のところに客が流れるはず、その予想が根拠です。

忘年会でただでさえ大きく売り上げを落とし、それをどこかで取り戻さなくてはなりません。故に一縷の望みをかけて年末年始の営業続行を決めた店もあります。

 ちなみにその駅前繁華街にあるうちの店は早々に大晦日と元旦の営業を諦めました。事実、今現在すっかり閑古鳥でこれが大晦日、元旦になったところで開けていてもかかる人件費の分プラスにならない、との判断でした。ただでさえアルバイトも集まりにくい年末年始。家族のいる従業員のモチベーションを下げてまでマイナス営業をしても意味がない、という結論に達しました。店の決定を認めてくれた会社には感謝しています。

 正直、ボーナスも無く、残業もカット、給与ベースカットとストレスと将来の不安の中で頑張っている社員のモチベーションをこれ以上下げるのは勘弁してほしいというのが本音です。よほど勝算があるなら別ですが。

 そういうわけで今年はこの仕事を始めて久しぶりの寝正月、と思ったのですがどうやら他店のヘルプに行くことになりそうです。いやぁ…。サラリーマン店長はつらいねぇ。

それでは今年はこの辺で!本年もご愛顧ありがとうございました。来年は忙しくてトラブルやクレームに追われていたあの日々が戻ってきてほしいですね。よいお年を!