サラリーマンなら人手不足対策を努力でなんとかするのは実は損。

こんにちは。当ブログにお越し頂き、誠に有難うございます。

久しぶりの更新です。年が明けて新年会シーズンも終わり、閑散期はゆっくり出来ると思って楽しみにしていたのですが…。

急遽、私の二番手、店長代理が辞めました。というか、引き抜かれたと言った方がいいでしょね。知人が経営している同業の飲食に、それなら私が行きたいと思うくらいの好待遇を提示され、あっさりと、転職を決めました。

年末忘年会でいつか近いうちに後を頼むねって言ったばかりなのに…。もうその頃から心は決まっていた様でした。

今時珍しい、とても気持ちのいい礼儀正しい、よく他人に気を遣える青年。どこの企業でも欲しがる人材と思い、よりいい環境で更に飛躍できるならと、気持ち良く送り出す事にしました。新年会と送別会を兼ねて開いたりして。

ただ、そこから地獄が始まりました。

まず、年が明けてから店を去るのは彼だけでなく、毎年恒例ですが大学、専門学校を卒業するベテランの学生達。今年は何と店の従業員の半数近くに上る大量退職です。それもそのはず。実は数年前から求人広告出しても余りにも人が集まらず、その状況を打破するために従業員へ友人、知人のアルバイト勧誘を報奨金付きでお願いしました。

お陰でスタッフは確かに集まり、みんな仲良く良いチーム、に思えましたが…。浅はかでしたね。

まず、みんな同い年です。当然辞めるのも同じ時期。そりゃ半数近くいなくなるわけで。

だったら辞める分募集かければ?って思うでしょうが、そもそも人が集まらないから紹介で凌いでいた訳で。

更に悲劇的な事に、本社から見ればウチの店は他の店が人員不足でひいひい言っている中充分に人がいる優良店舗、求人広告費もかからないと高評価。ただ、自力で人手不足をなんとかしてしまった為に、募集時給引き上げの申請をしても、その必要は当面無しと却下される結果に。

と言うわけで、現在、卒業生が辞めて行くたびに店のレベルは下がる一方。残ったのは日本語も怪しい外国人スタッフ、他に来ないから止む無く雇った月に2、3回の幽霊学生アルバイト。

お昼はパートさんはほとんど変わらないので大丈夫なのですが、学生中心のディナーは壊滅状態です。私以外はほぼ素人。

と、言うことは?もうお分かりですね。ついに休めなくなりました。他の店から応援を呼ぼうにも人はいません。昼のパートさんも流石に家事があるので夜は無理、となると後は今の新人やこれからの新人が成長するか、余程経験ありの使える社員が採用、補充されない限り、延々とこの状況が続く訳です。

流石に募集時給を引き上げる様、申請を出しました。店の惨状はすぐに伝わり、100円アップを勝ち取りました。これでようやく周辺店舗と同じくらいの時給です。ただ、これで集まるだろうか…。

つくづく思うのは、最初から安易に紹介に依存せず、募集時給の引き上げを勝ち取る為に戦えば良かったと反省します。確かに求人費と人件費を抑制した事で評価はされましたが、その代わり得たものは何も無く、ただ会社の負担が減っただけ、しかも一時的。

最近話題の休めないコンビニ店長よりはマシなのかもしれませんが、こっちはオーナーじゃなくて雇われですからね。

いまは休める状況が作れるか、倒れるのが先かの勝負になりました。それにしてもそれを受け入れてしまう自分って、つくづく社蓄なんだなって思います(笑)。

それでは今日はこの辺で。

御来店ありがとうございました!

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