現役飲食店店長が語る、コロナ禍で飲食業のブラック化が加速!こんな会社は気を付けろ!~応募の覚悟編~

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2021年1月29日

こんにちはいらっしゃいませ!当ブログにお越しいただき誠にありがとうございます!!

さて、前回は、飲食業に転職するならこんな会社に気を付けろ!と言う話でしたが、今回は特に異業種から転職される方に、ここは覚悟してください、と言う話をしますね。

現役飲食店店長が語る、コロナ禍で飲食業のブラック化が加速!こんな会社は気を付けろ!〜社員編その1〜

1、ボーナスは無い。

会社にもよりますよ、でも、このコロナ禍で皆お金ないので、出ると思って入社するのはやめましょう。仮に過去の実績が記載されていても、それは良かった時の話です。

2、拘束時間が長い。

いくら働き方改革、と言っても基本飲食業は拘束時間が長いんです。1日8時間、といっても間に休憩が3時間なんてザラです。結局10~12時間拘束は覚悟してください。しかもサービス残業はやらなくてもいいですが、新人でその姿勢を貫けば、確実に居場所は無くなります。そういう世界です。

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3、店長より発言力の強いお局さんがいる。

これは飲食業でもあるあるですが、店の歴史が長ければそれに応じたお局がいるものです。チェーン系の店では店長、社員は次々移動させられるので、お局従業員の方が、顧客も持ってるし、店に詳しいのです。いかに、彼女、彼らを味方に付けるかが長く続けるカギです。

4、調理人の世界はまだまだ理不尽。

かつての調理人の世界はパワハラベースでした。確かに変わりました。昔より。ビバ働き方改革。ただ、それは最近の話で未だに変われない哀れな調理人がまだ数多く在籍しています。理不尽な叱責や怒鳴り声はあってもそれは文化だと我慢してください。

5、調理技術は店次第。

出汁の取り方、スープの割、火の通し方、ふんわりとした寿司の握り方、和食だけでなく料理の昔からの技術は星の数ほどありますが、店によっては全てセントラルキッチンで一括調理、店では包丁すら使わない、そんな現場もあるんです。

ひどい所になると、もう業者からとっちゃいます。前菜のフグの煮凝り、鴨の燻製、つぶ貝のうま煮、奇麗だなと思ったら全て出来合い、刺身もサクで届いて、焼き魚の西京焼きも焼くだけ冷凍食品、カニの甲羅上げも揚げるだけ…etc。よくある話です。しかもそれがそこそこ美味しいから…やんなっちゃう。

6、転勤はしょっちゅう。

全国チェーン展開の会社なら宿命と思ってください。

7、昇進は評価よりタイミング。

飲食店あるあるですが、一般社員から店長職へ、長い人は10年たっても平のまま。早い人は半年もせずに店長へ。ちゃんとしたステップアップ制度がある会社は稀です。しょっちゅう人が辞める業界ですから、ちょうど店長が辞めるタイミングで近くに居れば、昇進は早い、ですよ。

8、盆と正月、GWは休みが無い。

当たり前ですが、人が休んでいるときに働くのがサービス業です。それで文句言うなら最初から来ないでください。ただ、ビジネス街立地の店舗なら、休める可能性は大きいです。でも、いずれ移動するから一時的ですけどね。

9、店長になると休みが休みでない。

クレームは店長が休みの日によく起きる、の法則があります。ひとたび大きな事故が起きれば、店から本社から、店長の携帯に電話が来るのは当たり前です。酷い店ではバイトの欠員ですら店長に連絡が来ます。その分残業代が欲しい?まぁ無理でしょう。上司に進言しても、上司は大体、もっと休んでませんから。

と、こんな感じですかね。一見辛そうな職場ですが、私も20年以上続いてますし、慣れれば別に…って感じですよ。ごはんタダだし。

さて、今回はこの辺で。本日もご来店ありがとうございました!!!

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