忘年会シーズンだ!飲食店の逆クレーム。店長の愚痴 その1 宴会の悲しい現実編。無駄になり続けるお酒たち。

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さて、忘年会シーズンスタートです。予約表は週末を中心に団体予約が毎日のように。いやー年末ですね。

で、宴会なんですが・・・。ここに飲食店店長の愚痴りたくもなる現実があるのです。

 

そう、今風に言えば逆クレーム?って奴でしょうか。今日はそんなお話です。

 

 

宴会が始まると、最初はビール!まぁこれが定番でしょう。ところが最近、糖質を控える方が増えたのか、それとも多様性の時代なのか、とにかくのっけから残されまくります。20人で瓶ビール10本オーダーして、そのうち4,5本が手付かずで最後まで残るくらいなら可愛いものです。時には何を思ったのか人数分、例えば20人で20本オーダーしてきて、そのうち半分は手付かず。宴会の後にはぬるーくなった瓶ビールがなにかのオブジェの様にテーブルを飾ります。そうしたくないから、最初の注文の時に「最初は半分くらいお持ちしますね!」って提案しているのに、幹事さんは「遅れちゃ困るから全部持ってきてよ!」って怒るし。

 

まぁ、これは序の口。宴会が進むといろいろな種類のお酒を飲みたいのでしょう、でも注文したものを飲み切らないうちから次のオーダーをするもんだからテーブルには灯篭流しでもするのかといわんばかりのグラスの山。一応飲みきりグラス交換でお願いします、とはメニューに書いてあるんですが・・・・。こちらもいちいちそこまで確認してる暇ないですし。

さらに、もっとも怖いのがラストオーダー。ここで元を取ろうという意識が働いてしまうのか、明らかにそんなに飲めるか!という量のオーダーが。バーカウンターのアルバイトがぶつぶつ文句を言うのをなだめながら、とりあえずは作ってみるのですが・・・・。そこで始まる閉めのお言葉。もしや?と思ったときは既に遅い。せっかく作ったドリンクが誰の喉を潤すこと無く、全てロスになりました。仮に間に合ったとしても、一口二口飲んだだけで、あとはシンクに流され、水質を汚染するだけの液体に変わります。

お酒だって、ビールだろうが、日本酒だろうが、きっと工場の人達や蔵元の職人さんが一生懸命作ったんだろうに・・・・。なんだか悲しくなりますね。そしてそのロス分は全て店の負担になる訳で。そりゃそうですよね。同じ金額で5杯提供するのと3杯提供するのでは多いほうが店側が損しますから。でもお客様が飲んでいる量が一緒だとしたら・・・・。ほら、悲しくなりませんか。

 

 

まだまだ言いたいことはありますよ。でも今日はこの辺で。

 

それではご来店、有難うございました!!