消毒と言えばなんでもアルコール、コロナには効くらしいけどノロウイルスには効きません。

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2020年4日12日

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新型コロナウイルスのニュースばかりですね。毎日そればかり見てると気が滅入ります。ただでさえ来客無くて気が滅入っているのに。

そんな中気になったのが、マスク不足の他にウイルス対策様のアルコール不足。とにかくドラックストアに置いてないのです。

確かに、ウチの店もそうですが、今やあらゆる施設、店舗の入り口に必ずアルコールスプレー、置いてありますよね。

じゃ、何が気になるかって言うと、なんだかそのアルコールさえあれば万能に殺菌が出来るって言う風潮になりつつあるのが少し気掛かりです。

何故なら、そのアルコール、飲食店の大敵のノロウイルスには全く効かないんですよね。

ノロウイルス、それは主に生牡蠣などの二枚貝の体内に蓄積されている事が多いウイルスです。ただ、近年の感染例はどちらかと言うと、どこかでそのウイルスを付着させた手で調理した他の食材による食中毒が多く発生しています。

感染力はコロナ並みです。僅か数個のノロウイルスが体内に入るだけで数億個に増殖し、嘔吐、下痢を発症させ、一気に周辺にウイルスを拡散させます。

しかも、感染者の三分の一は症状が出ない為、保菌したまま知らずにどんどん感染範囲をトイレを中心に広げていきます。

何より!飲食店にとって怖いのは、インフル、コロナと同じウイルスですが、ノロで集団食中毒をだそうものなら、休業ではありません。営業停止になります。そしてその後の風評被害は簡単に一つの店を閉店に追い込みます。

そんな怖いノロウイルスに、全くアルコールが効かないのは、エンベロープ型と呼ばれるその形状の為です。要はウイルス自体が防護服みたいなものを着ている状態で、その防護服にはアルコールが効かない、それどころかアルコールを噴霧すると、その揮発と共に更に大きく広がって拡散してしまうんですね。

ノロに効くのはただ一つ、次亜塩素酸ナトリウム、早い話がハイターです。これを薄めたものが最も効くのです。しかも!インフル、コロナにも効きます。o-157やビブリオ菌にも効きます。まさに万能。しかし、昨今のアルコールブームですっかり影が薄くなっているのがるんですよね。

ただ、次亜塩素酸にも欠点があります。それはアルコールと違って、素手に使えば確実に手が荒れます。だってハイターだもの。皮膚も溶けますよそりゃ。

調理器具、卵、野菜などの殺菌には次亜塩素酸ナトリウム、これは間違い無いですが、手洗いについては、アルコールが無いなら殺菌効果のある手洗い洗剤で充分でしょう。何にせよ、先ずはこまめな手洗い。これがどんなウイルスにも有効って事で今日はこの辺で。

それでは今日もご来店、ありがとうございました!

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