忘年会シーズンだ!飲食店の逆クレーム。その3 店長の愚痴。その3脅威は日本人だけじゃない。

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20191210

いらっしゃいませ!本日も当ブログにお越しいただき誠に有難うございます。

 

佳境に入ってます。忘年会シーズン。毎日が戦場です。もはや週末の予約状況は満席状態が当たり前、にもかかわらず、あわよくばのワンチャン狙いの空席確認の電話の多いこと多いこと。そして今月に入ってからいい感じでその他の曜日の予約も順調に埋まってきました。まぁ、今週と来週あたりがピークの模様です。って毎年同じような予約状況なのですが、ここ数年は会社での大規模な忘年会が減った代わりに12月の最後の週の平日、4~6人単位の小規模の小さな職場の忘年会が増えてきたように思います。

 

そんな感じなので、正直このブログの更新も結構サボっております。すいません。無理が利くほど若くもないのでその辺はご容赦くださいね。

 

で、今回の愚痴ですが、つい最近あったネタです。予約のブッキングの話なのですが、海外の旅行会社が絡んだお話です。

 

突然店に

126日金曜日、60名で予約している○○という旅行会社の者ですが予約の確認がしたいです。」

 

と、カタコトの日本語で問い合わせが入りました。ただ、予約台帳を見る限りそのような名前はないし、そもそもうちの店にはそんな団体が入る部屋は無く、しかも忘年会シーズンの金曜日のディナー、わざわざ食事料金だけであまり酒を飲まない傾向の海外のツアー団体予約を受けるなんてとんでもない。当然のことながら、

 

「そのようなお名前のご予約は頂いていないようですが・・・・。」

 

と返答をしたところ、

 

「いや、確かに夏ごろに予約の申し込みFAXをした。」

 

と言うので、旅行会社の予約の履歴を確認した所、確かに台湾の旅行会社から予約の申し入れのFAXは来ていました。ただ、前述したとおり、当店にはそのキャパの個室は無く、単価も一人当たり2,000円と通常の宴会コースの予算の半分以下だったので、こちらとしては受け入れる訳には行かなかったので、お断りのFAXを返信していたはずでした。それもお伝えした所、

 

「いや、そんなFAXは来ていない。いまさら困る、何とかして。」

 

とこれまたカタコトの日本語でこちらを責めてくるのですが、もう既に席は空いておらず、そもそもこちらの道理として、

 

1 お断りのFAXをしている。
2 仮にそれが番号違いで届いていなかったとしても、本来店舗から返信がなければ不成立。そもそもその旅行会社と正式に提携している訳ではない。
3 こちらの常識としては、予約した旅行会社側が店舗から申し込みに返信がなければ旅行会社から電話をしてくるのが常道。

 

と、こちらの正論を訴えましたが、とにかくそれじゃ困る、もう旅行者にパンフレットも作っている、と国際電話で逆切れクレームです。向こうの常識としては、

 

旅行の申し込みをする⇒お断りが無ければ予約成立

 

という図式が出来ているのか、それともその旅行会社の担当者の脇が甘いだけなのか。たぶん後者でしょう。しばらく押し問答は続きましたが、外国の方と折衝をする時に大事なことは既に学んでました。

 

「先に謝ったら負け」です。

 

基本的に外国の方は日本人と違って事なき状態を目指すのではなく、自分の主張をまずします。これには悪意はありません。自分の主張を通そうとするのが当たり前だからです。そして日本人の苦手なディベートを通じて合意が成立するのが基本です。なので、最初から謝ってしまうと、いくらこちらに正論があってもその時点で試合放棄です。後はそれからずっと不利な条件の契約を継続されたり、ずっと誤解されたままになります。なので基本は「強気」くらいの気持ちで対峙したほうがいいと思います

 

結局、宴会が始まる前の時間帯に予約時間を変更してもらう事と、部屋に関してはいくつかの部屋に分かれる旨で納得いただきました。話してみると、やはりあちらとしては断りのFAXがあったかどうか不明だった為、心配しての事前確認の電話だったようです。他も探したがどこも開いてなかったので、なんとかこの店でやるしかなかったようでした。

 

昔、NOといえる日本、なんて本が流行りましたが、今でも同じことが言えるのかも知れませんね。

 

 

それでは今日はこの辺で。ご来店有難うございました!!

 

 

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