始まった外出自粛。コロナウイルス不況、飲食店の客も消え…。休みたいけど休めない、飲食店の現実。

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2020年4月5日

こんにちは、いらっしゃいませ!当ブログにお越し頂きありがとうございます!

さて始まった新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛。 東京の感染者も1日で100人以上発覚するようになりました。

あちこちの自治体で外出自粛要請が出され、街は閑散としております。私の働く東北の都市部でも同様で、飲食店も営業している所とそうでない所まちまちです。

私の担当していた店は当面予約のみの営業となりました。予約の無い日は営業すらありません、店休です。

ところで疑問は感じないでしょうか?はっきり言って営業していた所でほとんど来店が無いのは確実。開けていた所で余計な人件費がかかるだけでなく、準備していた食材も悪くなるばかり。むしろ開けない方がよっぽどダメージが少なそうなものですが、なぜ開けるのでしょうか?それには飲食店にありがちなそれなりの理由があるのです。

1、 大型ショッピングモールに所属しており、自分の所だけ閉められない。

売り上げの一部を家賃として納めている所謂ショッピングモールに属している店舗は基本的には店舗毎に店休にすることは出来ません。もちろんラストオーダーの時間を変えることも出来ません。なので、どれだけ来店が無かろうと開け続けなくてはなりません。これは入店時に契約書にも記載されている事がほとんどでしょう。正直辛いです。ノーゲストのまま延々と店を開けなくてはならないのは。

2、 予約が入っているので閉めるに閉められない。

 店の休業を決定する前に受けた予約、まぁ大体はこのご時世でキャンセルになるのですが、残る予約もあります。一度受けた約束である以上、店の都合で一方的にキャンセルにすることは出来ません。台風などで営業が出来ないというなら別ですが。

他の営業している店に移動してもらうとか、サービス券などをお渡しして取り消しをお願いするという方法もあるにはあります。

3、 少しでも現金を蓄えるため。

    赤字になるのは百も承知です。それでも僅かばかりでも売上が必要な理由があります。

その月に支払わなくてはならない請求に対しての現金が無い場合です。もっとも、もうそこまで運転資金が尽きている状況であれば…。

4、 他が閉まっている状態をチャンスと捉えたから。

開いている飲食店が少ないのです。と、言うことは自分の店にきてくれる可能性が高い状態と言えます。ところがあまりお勧めできないようです。街を見る限りほとんど人が歩いて無いですし、世論的には今、営業している事もさる事ながら、外食しているだけで白い目で見られる風潮ですのでなかなかいい結果は出ないでしょうね。

5、 個人経営かつ自宅兼店舗だから。

 自宅の一部を店舗として、個人経営でアルバイトを使ってなければ開けててもそんなに経費はかかりません。よく田舎の商店街で明らかに客の来なそうな洋服店が潰れないのは同じ理由です。

私自身は雇われ店長なので、休業補償がされるのであれば、どちらかと言えば店は閉めておきたいです。やる気が無いとかそういうことではなく、ほとんどまともな売り上げにならないのに、あえて感染リスクを抱えながら、かつ外出制限がされているにも関わらず、外出してしまう人々の受け入れ先になってしまうのも意味が無いと思います。

会社的にはせめて家賃、水光熱費分位は稼いで欲しいのは重々分かりますが…。

それでは今日はこの辺で。ご来店ありがとうございました!お体お互いお気をつけて!

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