人は機械に容赦無い

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今年の空前の飲食店の人手不足、対応するためにタブレットを導入したお店も多いようで。

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これで、呼んでも来ない従業員問題は解決したかに見えましたが、その代わり、特に宴会関係でクレームが増えているそうです。

それは、「頼んだ物が来ない」問題との事です。

特に飲み放題に多くて、お店の満足度を下げる一因となってるようです。

うちの会社はそんなもの導入する程経済的な余裕が無いので無縁の話なのですが、時代の最先端を取りに行こうとこぞってタブレット端末を客席に導入したお店が悲鳴をあげてるみたいです。

その理由は、それまでの様にお客様が従業員に注文をしていた時代では、人対人の対人オーダーだったので、頼む方も「こんだけ頼んだら流石に無理かな?」という、注文する側にも美しい遠慮みたいなものがありました。

ところが、タブレットの登場で、状況は変わった様で、目の前に気を遣っていた従業員がいなくなったことにより、とっても無茶な注文が入る様になりました。

人数分の生ビールの注文は当たり前、乾杯のドリンクにそれぞれ好きなものをバラエティ豊かに注文する様になり、しかもファーストオーダーで遅れようものなら、セカンドオーダーからはどうせ遅れるならまとめて頼んでしまえと更にメガオーダーをぶっ込まれます。

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何度も言いますが、人間相手だと、あまり無茶な注文は相手次第ですが抑えてくれますし、注文時にお店側から、その注文をある程度減らす交渉も出来ます。

例えば、30人の宴会で、生ビール30杯の注文だったら、ピッチャーか、瓶ビールに変えられたり、似たような焼酎の注文だったら、ボトルとかでお願いする事も出来ますよね。

ですが、相手が機会となるとそうはいかないみたいです。

結果、宴会後には大量の飲み残しが残り、お店的には大きなドリンクのロスと、お客様の不満につながるようです。

これに対しての対策は、大人数の宴会に関しては、従来通りの従業員によるオーダー形式に戻すのが無難のようです。

最先端のシステムをいくら導入しても、それに対応する人間や店舗オペレーションがアップデートしないといけない、という話でした。

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