だったらやらない方がいい、客を騙すせこいキャッシュバックキャンペーン。

こんにちは。本日は当ブログにご来店頂き誠にありがとうございます。

さて、今日はありがちなキャッシュバックキャンペーンの話。しかもかなり紛らわしいやつです。

「期間中に当店で宴会ご予約のお客様、宴会代金を半額キャッシュバック!」

と、一見するとあり得ないくらいお得な特典に思えてしょうがないですが、実際は、仮に30人レベルの宴会を10万円で開いたとすると、その宴会代金の半額、「キャッシュバック」と謳ってますが、戻ってくるのはその店でしか使えない食事券。しかも3ヶ月ぐらいの期限付き、更に使用制限もあって、1度に1000円分しか使えないとかどう考えても使い切れない無茶な注意書きが記載されてたりします。

当然その貰った幹事さんはガッカリですね。「まぁ、そりゃそうだろ。」と諦めて周囲にその食事券を配って終わる幹事さんもいれば、「ふざけるな!これって詐欺だろ!」と飲食店側にクレームをつける人もいます。ところがよくよくそのキャンペーンの告知ポスターを見れば、小さく注意書きで「キャッシュバックは当店の食事券でお支払いします。」と書いてありますし、使用制限について先に説明する義務はありません。でも、個人的にはキャッシュ=現金ですからこれは明らかに詐欺行為だと思うのですが。

だからでしょうか、最近は「宴会代金の半額を還元(お食事券)」とキャッシュバックの文言を外すところが多くなった様な気がします。

似た様な表現は飲食店ばかりでなく、紳士服や靴屋さんでも、「いらなくなったスーツ(靴)を下取りします!」とかCMしてるけど、小さく「当店で使える商品券でお支払いします。」って表示しているところもあり、とにかく来店動機に繋げたい気持ちは分かりますが、結果として一時的には効果があっても、次回以降の来店動機には期待した効果はあげられない様です。 

靴や洋服なら、自宅で処分するより何かしらの特典に変えられたり、ゴミを捨てるにも今の世の中、タダじゃありませんよね。それになんだかもったい無い様な気がするし、ゴミを捨てることへの環境に対する罪悪感もあるから、それはそれで客側にとっても悪い気はしないのかも知れません。

ただ、飲食は違うんですよね。一度食事した経験はゴミにもならないし、何より、そのガッカリ感、騙された感は顧客満足度を大きく下げる結果になると思います。

「人間は何かを得た喜びよりも、何かを失った悲しみの方が大きく、それは持続する。」

と言う行動心理学で言うところの「プロスペクト理論」という考え方があります。

この考え方で言うと、お食事券を貰えた喜びはあっという間に消えるけど、ガッカリ感は持続していくわけで、長い目で見ればあまりオススメしない販売促進案と言えそうです。

実は私も似た様な販促案をかつてやって見たことがありました。周りで忘年会シーズンにやっていた居酒屋が多かったので。

ただ、その際は「次回以降使える20%割引券」を宴会をしてくれた全員に配っただけですが、回収は配った枚数の10%位しかありませんでしたが、十分来店数も売り上げも前年度比を超える程に貢献してくれましたし、忘年会シーズンに割引はしてないので、どれだけ回収率が上がろうとも、トータルでの割引率はせいぜい10%を超えないくらいでしょう。何より、お客様にガッカリさせなかった事が良かったのかと思っています。

小手先の表現上のテクニックでお客様を呼ぼうとするのは、いつの間にか、如何にお客様の目をくらますか、という考え方に変わりかねない販促ですね。それはすぐにお客様に看破されます。販促はあくまで誠実に、が一番ですよね。

だからですかね、最近気になるのですが、ネットショップでありがちな「期間固定ポイント」ですか?今なら10倍のポイントが貰える!って利用してみたら、「〇〇までに使用しないと消滅する」って…。私はどうしても好きになれないなぁ。

最後は私個人の愚痴でした。それでは今日はこの辺で。

ご来店ありがとうございました。

迂闊な割引券はクレームの元

よくお会計の際にレジで渡される次回のご利用がちょっとだけお得になる割引券。ドリンク一杯無料になるものから、お会計がちょっとお得になる値引き系。この他にもタウン誌に「切り取って使って下さい」形のものや、インターネットで配信されるクーポン、DMなんてのもありますね。

なんとかリピーターを作ろうと、または新規顧客を呼び込もうとする施策なのですが、これがまた非常に面倒くさいクレームの元になったりします。

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