飲食店店長の価値

こんにちは。当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

さて、色々人件費やら人にまつわる失敗談を元に自論を展開してきた訳ですが、
果たして、それをコントロールする店長のコスト=価値=報酬はどんなもんでしょう。
この業界に20年、サラリーマン店長として、転職も何度かしました。

現在に至りますが、今の私の収入が適正なのか、正直わかりません。
40代既婚で月取り27~28万くらいです。ボーナスなんてここ数年見たこと無いので(もらったこともあったが、1,2万円だったので記憶にすらない)
ただ、朝までの深夜業務も無ければ、人員が充足していれば月に6回も休めます。
店の成績をいくら上げてもあんまり給与は変わりませんが、その代わりよほど下げない限り下がりません。
なので、こんなものなのかな・・・・。って思ってます。
求人誌を読むと、
「給与35万以上! 店長候補募集」
「完全週休2日制!ゆとりある会社でステップアップ」
とか色々書いていて、自分のところと比べるとよさそうに見えるんですけど、自分で求人原稿考えていると、その裏を疑っちゃうんです。
35万以上って、その上は無いんだろう、とか、手取りじゃないんだろ、とか、休みはあるって言っても、人がいればの話だろ、とか。
世の中そんなに甘くないしね。
ただ、自分のキャリアが、今、どれくらいの相場なのか位は知っておいて損はありません。
いつ自分の会社が無くなるかわからない世の中、慌てて就職活動して、安月給&重労働の会社に入ってしまったら。
そうならないように、自分の価値はしっかり把握しておきたいものです。
やり方は簡単で、どこでもいいので転職サイトに登録だけしてみましょう。
希望条件(特に収入)をしっかり明示して、出来れば今より上で。それで問い合わせかヒットする案件があれば、少なくともそれくらいの価値はあるということです。逆に何も無ければ、妥当、って事ですね。
勿論、社風や、勤務地などお金に変えられない要素はありますが。
私の場合、確かに少し上の待遇の案件はありましたが、せいぜい月2、3万円程度で、しかも全国転勤有の某チェーン店でした。
休みもちゃんとあるようで(当たり前だ)悪くは無いように思えたが、やはりわずかばかりの昇給を求めて、住み慣れた土地を離れ、退職金も大幅に減らし(あるかどうかわからないが)、業務や人間関係を一から積み重ねるというのは正直、リスクの方が多すぎます。

今の仕事は店長裁量で新メニューの決定や、キャンペーンの立案、経費の使用を任されていて(勿論結果責任はあるが)なかなかやりがいは、大変だがあります。お金以外にもこういう事って大事ですよね。
でも、たまに今でも求人会社からメールが来ると、こんな自分でも誰かが必要としてくれるのかと思うと、少し、悪くない。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。

従業員を辞めさせない店長は優秀の嘘

こんにちは、当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

ここまで、いかに人を集めるか、人件費を抑えるか、自身の経験を(継続中)踏まえて書いてきました。
さて、人が揃うと、今度は如何に続けてもらうか。どうやって成長させるか、これが店長の腕の見せ所、なんて店長会議で言われる訳で。
で、また顧問の胡散臭いコンサルタントが、また、「コミュニケーションだよ、それが一番だ」

「ビジョンを示してそれを共有するんだ」
「この人と働きたいと思わせる人間力を磨きなさい」
そして、最後には、
「いい店は皆従業員が辞めない。どんな従業員でも、やる気を引き出し、ともに悩みを聞き、辞めさせないことが店長の仕事だ」
と締めくくる。
はいはい、それは最終目標で、勿論理想ですが、
現実問題として、「辞めてもらった方がいい場合」もあるわけです。
前に紹介した、月に1,2回しか出勤しないアルバイト、いつ仕事を覚えるのでしょう。
就職面接でアルバイト経験を書く為に在籍しているだけ、友達、異性との出会いだけが目標の最初の頃しか出勤しなくなった幽霊バイト。
いい歳こいて常識の無い、年上の人間に敬語も使えない子供のようなスタッフ。
出勤時間に平気で遅刻する、当たり前のようにバイト当日に学校の用事とか言って、LINEで休むと言ってくる学生。
まぁ、まだまだあります。いえ、いまどきの若者とは言うつもりはありません。
だって昔からこんなですもの。
ただ、違うのは、今は人手不足だからといって、いつか使えるようになる、いつか働く気になる、いつか常識を覚える、と長だけが我慢して使い続けているケース、ありませんか?
実経験から言います。
やる気の無い奴には何を期待しても無駄です。それどころか、そんな奴が先輩になってしまうと、せっかくの有望な新人が同じ色に染まり始めます。
昔ドラマで「お前たちは腐ったミカンじゃない!」と先生が熱く語るシーンありましたよね。
アレはドラマです。実際は腐ったミカンは腐ったミカンで、確実にまわりに影響を及ぼします。
私自身、幽霊バイトと週一バイトを放置していたら、数年後には社員以外は毎日が素人だらけのひどい店になりました。
当然生産性も下がり、サービス、商品レベルも下がりますから成績も下がります。
それでいて店長の休みはほとんどなくなります。
そうなって、自分の体調でも壊したら本末転倒です。
要らない人には勇気を持って、辞めてもらうほうがいいと思います。
でも、いきなり、「明日から来なくていいぞ」とは言えません。
そんな事したらあっという間にSNSで拡散され、最悪の場合訴えられます。
きちんと、週3回は出て欲しい、とか、この日は人が足りないので出てきて欲しい、とか、「君の希望している日は人が足りてるから他の日は出れないか」とか、こちらの要望を堂々と語るべき。
非常識な急な休みを言ってくるアルバイトには「学校の予定か知らんが、こっちの約束のほうが先だ!」とあくまで店の正当性を主張してください。勤務態度に問題があるアルバイトには社員全員で注意しましょう。
ただし、罰金とかのペナルティは違法なのでNGです。

その結果、一時的な人手不足にはなりますが、
優秀な先輩は優秀な後輩を育て、それで作られた環境は自動的に悪いものを排除し、いい状態を持続させる「システム」になります。
結果、人は辞めなくなります。
世間が騒ぎ立てる、ブラックバイトやら人手不足に負けるな!日本の店長!
って言ってみたけど、実は会社的には私が
「要らない店長」
だったらやだな・・・・・。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。

求人が来ない 5

本日は当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。さて、そこそこの時給でどうやって人を集めるか?
大体思いつくのが、
「雰囲気がアットホーム」
「初心者でも安心」
「おいしいまかない」
「やる気に応える評価制度」
「駅チカだから便利」

お手元の求人誌を覧ください。大体同じような事が書いてませんか。
どこも似たような求人フレーズですよね。
これじゃ時給の高いところに行くのは当たり前ですよね。
当然同じように載せてては駄目なようです。
思い切って、自店ならではの特徴を入れてみました。
「セッテイングスタッフ募集。朝、3時間だけの仕事。接客業務は一切ありません」
「高校生も安心。当店の高校生は仕事は午後9時までです」
「次の日の学業も安心。当店は絶対の終電前帰宅」
「年末年始は休業の為、当店は正月勤務なし」
最初のはセッテイングスタッフなのですが、「そんな事言って結局接客もやらされるんじゃないか」という不安を否定しました。
後のには必殺キーワード「当店は」を入れてます。
これを入れると、どうやら心情として、
「他の店では正月も、終電後も、高校生でも22時まで働かされるのか?」
と考えちゃうみたいです。
勿論、採用後は嘘ついちゃいけないので、その辺はしっかり守るのですが、
うちの店は正月は休みだし(3が日)、ラストオーダーは22時だし、高校生スタッフがいくら仕事残しても、次の日片付けてくれる朝のスタッフいるし。
後で困るようなことは全く無いので強気の募集広告を打てました。
特に奥様方のスタッフにとって、正月休みは時給より魅力のようで、前職を辞めた理由も、年末年始に人が足りないからとお願いされるのが嫌だったから、って人も。
結論として、現在のニーズって、時給よりも、「わかりやすい働きやすさ」って重要なんですよね。

試しに上のキャッチフレーズがのっかっている店舗が自分の店の広告の隣にあったらどうでしょう。
仮にたとえ自店の時給が高かったとしても、どうですか?
自分の店は、ひょっとしたら隣の店より「正月も深夜も、セッテイングなのに色々と」働かされる店に見えないでしょうか。
でも、こんなこと言うと、「うちの店は朝5時までだよ!」とか、「24時間営業なんだよ!」という方もいるでしょうね。
私個人的にはそんな時間までやるメリットに関して(高い時給と少ない売上)ひたすら疑問ですが、会社の方針もありますからね・・・。

それでは今日はこの辺で。本日は御来店頂き誠にありがとうございます。

求人 人が来ない4

こんにちは。当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

さて、前回、あまりにもバイトが集まらない事態に危機を感じて、募集対象を変えようということになったのですが、
始めたのは次の作戦でした。
1「募集広告費をケチらない」
2「シルバー人材プロジェクト」
3「AKBプロジェクト」
です。

まず、1、ですが、募集広告費、何度乗せても大して効果が無いからと、一番安い掲載費でだらだらと載せてる企業って結構多いです。ありますよね。いつも載ってあの企業。
正直これは応募者からすれば逆効果で、
いつも載ってる=すぐに人が辞める
の図式が成り立ちますよね。実際に自店のアルバイトに聞いてみるとわかると思います。
求人サイトでも、正直1ページ~3ページ目までは皆見るけど、よほど本気モードで探してない限り、最後のページまではまずたどり着きません。
これは自分が何かを検索してるときでもそうですよね。
結論として、追加料金がかかっても、検索上位のオプションをつけるべきです。
大体、「ベーシック」「スタンダード」「Sプラン」「SSプラン」と何段階かあるんですけど、求人会社の営業マンに聞いて、皆がどこにどれだけの割合で載せてるか聞いて、一番ボリュームの多いプランの一つだけ上を狙うだけでいいでしょう。
大体7割がた一番安いプランなので、一段階上げるだけで、1~3ページぐらいに来るみたいです。保障は出来ませんが。地方都市ならかなり高い確率です。
あと、最後に掲載してから半年以上経つと、割引してもらえたりする会社もあります。意外と大手にその傾向があるので、お勧めの手法です。正直、〇ウ〇ワーク、も〇イナビも、ワー〇〇も、フロ〇〇ーも大差ありません。
そして2、の「シルバー人材プロジェクト」
これは、早い話が営業前の掃除や仕込を全部、60歳以上のアルバイトに任せてしまおう、ということです。
勤務時間は皆が出勤する前の8時~11時。たった3時間。
その間に、昨日残した洗い物と、店の掃除、朝の仕込だけを全部お願いします。
仕込みの指示は指示書を作って、でもなるべく盛り付けなどの簡単なものを。
結構、もうリタイヤしたけど暇だから働きたいって人は多いんですね。人口も多いし。
でも、夜遅くは働けないし、忙しい中働くのはつらいし。
人員はなるべく余裕を持って、自分たちがやるより一人多いくらいでもいいでしょう。

そして、3「AKBプロジェクト」
恥ずかしい名前ですが、これはただ単に、「高校生のような未成年」を積極的に採用するってだけです。たいそうな名前をつけましたが、おっさんがイメージでつけてみただけです。
高校生は普通の学生バイトに比べて時給が低いことが多く、また、22時以降は働けないので、アルバイトできる職種も限られます。なので、高校生も歓迎している姿勢を見せていると、結構食いつきが良いです。
それに、2、の朝のセッテイング人員がしっかりしてれば、高校生スタッフが22時以降、いくら仕事を残していっても全く問題ないんですよね。
このプロジェクトをスタートする為に、求人広告も出し方を変えました。
それはまた次号で。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。

求人 人が来ない3

こんにちは、当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

まぁ、ここまでやっぱり人を集めるには時給を上げましょうと話してきましたが、では、実際に上げてみてどうだったか。
私の店ではそれまで時給800円(22時以降1000円)でしたが、どうにか本社を説得して50円アップの850円に成功。
もちろん既存のバイトさんもそのままスライドで50円ずつアップ。人によってはバイトリーダー的な存在もいたので、900円以上になった人も。
正直月に1,2回のいるのかどうかもわからないアルバイトの昇給には疑問だったけど、まずは昇給達成!
で、早速募集開始!
某有名求人会社に通常プランで申し込み、4週間の広告掲載がスタート!!
全く来ない。
いや、たまには電話はある。何を言っているのかわからない外国人と、ご高齢の洗い場のみ希望と。
求人サイト経由の応募メールもたまには来るが、返信も折り返しの電話もほぼスルー。
やっとつながっても、面接予定日をスルー。
唯一出来た面接で、採用を即決めるも速攻辞退。
何でだろう・・・・。時給も上げたのに。
後で振り返ってみれば、原因はすぐにわかりました。
周りの相場の最低時給は800円、確かにそこより、は上だけど、最低は800円でしたが、大半は850円以上で、激しいところは900円、1,000円なんてところもありました。
完全に私の見込みが甘かったです。
世間では、その900円以上の時給でも人が集まらない時代なんですよね。あ、この話は地方都市の話で、東京圏内はそれ以上でしょうけど。
とにかく、今は相場平均位では人が集まらないくらい人手不足で、それだけ売り手市場なんです。

もっともこれで、世の中の平均時給が上がる→人件費増を吸収できなくて各企業値上げ→結果物価上昇→インフレ達成。
と、誰かさんの思惑通り、な訳ですが、
物価が上がれば真っ先に家計から削られるのは「外食費」な訳で。
それはさておき、時給が上がれば人は集まると大口切って、全く集まらないバイト。
上からも「それ見たことか。だったら上げなきゃ良かったのに」といわれる始末。
「いや、もう少し時給を、そう、900円ぐらいまで」という気持ちはあったが、ぐっとこらえた。
うちの店にそんな余力は無い。だったら募集対象を切り替えよう。
そして、募集広告の出し方を思いっきり変えてみました。
その作戦はまた次の号で。

本日は御来店頂き誠にありがとうございました。

求人 人が来ない2

こんにちは。当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

ありがちな会社が奨励する求人活動と言えば、代表的なのが、
1、既存のアルバイトさんの知人を紹介してもらう。
2、スタッフの家族に声をかけてもらう
3、昔いたスタッフに声をかける
狙いはわかりますね。

でも、今の世の中、中々人は集まりません。だから時給、交通費など待遇の見直しが急務なんですが、
会社的には出来るだけ経費はかけたく無いのが本音。経営者サイドからは当然の事でして。
で、上記の手段が推奨される訳です。奨励金が出されるケースもあるみたいですね。
確かに!見知らぬ求人会社にお金を出すくらいなら身内にあげた方がお互い得していいよね!
と、私も思ったので、昔のスタッフはとっくに就職している年齢層で行方もわからないし、スタッフの家族じゃ色々気を使いそうだから、アルバイトさんの友人、後輩を紹介してもらう事に。
店の雰囲気は良かったので、人は集まる集まる。おかげで年に一度、卒業シーズン前に求人出すだけで良くなりました。
でも、それから3年経った頃、この手法の限界を知りました。
まず、紹介の従業員は紹介者のレベルを超えない、という事です。
具体的に言うと、コミュニケーションに難がある、所謂コミュ症の人からは似た様な、常識レベルが低い人からは似た様な。
長期で休む期間もほぼ一緒。同じ学校で同じサークルだからなぁ。
そして出勤ペースも。月に2、3回しか出てこないスタッフからは、それでもOKだと吹き込まれてるのか、ちっとも出てきません。しかもみんな新人同然(笑)。

なんて事をしてるうちに、やたらと登録している従業員はいるけど、いつでも人が足りないという訳がわからない状態になってしまいました。
少ない出勤日数の人でも働ける様にマニュアルをちゃんと作れと会社のお偉いさんは言いますが、その詳しく書いたマニュアルを読んでるだけでどれだけ無駄に時間を費やすでしょう。
やはり、経費はかかっても、ちゃんとした広告費をかけて、同業種の待遇にせめて近づいて、欲しい人を選んで取らないと、店のレベルは少しずつ下がって行きます。そこそこの人が師匠だと、そこそこの弟子しか育ちません。
なんてったってやっぱり企業は人、ですね。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。

ネットの力で人件費削減

こんにちは。当ブログに御来店頂き、誠にありがとうございます。

前回は店舗オペレーションを朝型にシフトして人件費を抑えようという話をしました。
まだまだ朝方にシフトするだけで変わる人件費もあるのですが。
例えばお酒などの発注も朝でもいいんですよね。実際、アルコールが出るのはほとんど夜ですから。

業者さんだって、皆が皆、夜発注=朝納品だから、納品の時間が重なって大変なんですよね。
それは置いといて、今回は、たいそうなタイトルですが、ネット予約の話。
まぁ、最近インターネット、特にスマホの普及のおかげで、ネット予約が花盛り。
ぐるなび、ホットペッパー、ヒトサラと、大体契約すれば、ネット予約もついてきます。
これがまた便利で。
以前は予約=電話が基本だったのですが、予約の電話が来る時間は大体一緒で、
・お昼休み
・仕事が終わった頃の17時から19時
この時間が一番多かったです。
さて、飲食店。その時間といえば・・・。
当然一番忙しい時間帯ですよね。
一応気を遣って午後の3時頃に電話をくれる方もいますが・・・・。
その時間はいわゆるアイドルタイムで、人員は最小限か、休憩中なのよね・・・・。
それが今じゃネットで代わりに予約を受けてくれて、すんごく楽。
一応どこのグルメサイトでも、
リクエスト予約→一度店舗に予約希望の日時、人数等がユーザーからメールかFAXで送られ、予約対応可能ならメールか電話で対応。
即予約→店舗に予約の日時、人数等がユーザーから送られ、その時点で予約完了。
と二通りあります。
初心者や、電話予約の比率が多い店はリクエスト予約をお勧めします。即予約は便利なのですが、ユーザーが予約した時点で予約確定なので、その分を締切日(店舗で設定可能)まで確保しておかなくてはならないのと、万が一席が埋まっている状態で即予約が入ると、いわゆるブッキング状態となり、その後大きなクレームにつながります。
筆者も当日予約で個室が一杯だったのに、即予約の設定が間に合わず、ブッキングとなった幹事様にえらく怒られて、「二度とこの店はつかわん」と言われたことがありました。
まぁ、その辺気をつければ、ピークタイムや休憩時間中に電話で人手をとられないすばらしいシステムです。
しかも、グルメサイトによっては、お客様に前日に確認メールまで送ってくれます!

さらにさらに!一度それで予約したお客様は、過去の履歴からすぐに自店の予約サイトにたどり着くので、特に会社関係の利用ではリピート率アップにもつながります。
ただ、ネットに疎い世代が顧客のメインの店は工夫が必要です。少しでもネット予約比率が上がるように、ネット予約にドリンク一杯無料ぐらいの特典はつけてもいいと思います。
いずれにしても、時代はネット予約。人件費的には削減率は軽微かも知れませんが、確実に従業員負担は減ります。
外国人従業員比率が上がっている店ならなおさらです。
ただ、両家の顔合わせや、人生を左右する接待をネットで予約してしまう人達の気持ちは理解できませんが。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。

お仕事の棚卸し

いらっしゃいませ。当ブログに御来店頂き誠に有難うございます。

さて、前回、「仕事を減らそう」と提言しましたが、その心は、
「仕事を減らして作業時間を減らし、浮いた人件費を時給増にまわそう」
と、言うことになります。
「とっくにやってるわ!」
という突っ込みが来そうですね。

実際、各店長さん苦心して店舗オペレーションの効率化にいそしんでると思います。
ただ、いろんな店を渡り歩きましたが、オープン前の出勤時間を最小限(ギリギリ)まで絞り、接客時間を減らす為にタッチパネルを導入したり、料理も既製品ばかり。
それで今の売り上げは保てるのかなぁ・・・。スタッフ皆ピークタイムには汗だくだし、クレームが発生しても店長は手が離せないし。
スタッフが疲弊してる店が多かったように感じました。
いや、実は私もそうでした。毎日店内走り回って、もはやサービス業、というより、来たお客様を「こなす」だけの毎日。
店長がそんなだから部下にホスピタリティの何たるかなど、あるはずもなし。
結局、店の質は下がり、スタッフは徐々に離れていきました。
このままではいかんと思い、なんとかならないかとネットや本屋で調べていると、
「仕事を棚卸ししなさい」
と。
パソコンに向って一日の作業項目を一つ一つ、騙されたと思って列記しました。
店を開ける
照明をつける
掃除を始める
コーヒーメーカーを立ち上げる
ビールサーバーをセットする
予約の確認とセッティング
ランチのセットの盛り置き
ご飯を炊く
納品チェック
・・・・・etc
膨大な、それはもう膨大な量です。そこでふと気づきました。
「この時間にやらなくてもいい仕事がずいぶんあるな」
具体的に言えば、夜の客席の掃除、朝も同じ事をやってました。
洗い物もわざわざ夜やら無くても朝やれば良くて、シンクにつけとけば良く、
次の日の宴会の備品を夜中にやったり、朝やれば済む仕込み作業をディナーのピークタイムが終わってからやったり、
細かいところでは客席に箸をあらかじめ並べたり、コーヒーソーサーをスプーンとシュガーをセットして並べたり。
特に営業終了後の深夜の片付け、掃除、次の日の用意が恐ろしいほど多く、なぜそうしているのか、スタッフに聞いてみると、
「ずっとこうしてきたから」
でした。
そこで、まずは深夜の作業を減らすことを考えました。夜の掃除、洗い物、次の予約の準備は全て翌日に回しました。
当然、朝のパートさんから仕事が増えたと大ブーイング、なのでその分朝のスタッフの出勤時間を早め、人員も増やしました。
その分、深夜のスタッフは早く切り上げ、人員も減らしました。
すると・・・・
全く問題なく店がまわるどころか、夜のスタッフからは(特に学生)
「終電前に帰れて嬉しい!明日も朝から学校なんで」
と好意的な声。昼のパートさんからも、
「実は家の事が終わってから、出勤時間まで時間が空いてたの。無駄な時間が無くなって良かった!」
「オープンワークの人が増えたからみんながいて楽しいし、楽になったわ」
そして何より、オープンワーク人員が増えたことで、朝礼や伝達事項を伝える時間にゆとりが出来、以前より多くのスタッフに伝えることも出来、私自身、スタッフとのコミュニケーションの時間が増えました。
全体的な労働時間は変わりません。夜やってたことを朝に回しただけですから。
でも、経費的には大きな違いがありました。それは・・・・・
「深夜手当てが大幅に減った」
これに尽きました。
仮に1000円の通常時給だとして、深夜22:00移行は1000×25%=1250円。
さて、深夜の作業4時間分を朝に回すだけで、250円×4×1ヶ月(30日)=30,000円!
アルバイトの平均時給、仮に毎月1,000時間使う店だとして、30円はノーリスクで上げられますよね。

そして朝の仕事は確実に時間通りに終わります。それは何故かというと・・・・
「朝の仕事は店の開店時間がリミットだが、夜は終わり次第。しかも皆疲れていてかつ眠い」
という事でした。
まぁ、とっくにやってるお店も多いかも知れませんが、この辺をしっかり取り組んでから募集をかけないと、自分の首が絞まるだけですよ。
ほら、また一等立地のあの店が閉店しました。募集時給は確か、うちより100円高かったはずですが。

それでは今日はこの辺で。御来店ありがとうございました。

人件費 人がいない

こんにちは、当ブログに御来店頂き、誠に有難うございます。

今日は人件費についてつぶやいてみようと思います。
とは言っても、やれ人件費率、とか人事売り上げとか小難しいことは置いといて、
今、スタッフが不足していませんか?
募集広告をかけても全く電話すらならず、ネットの応募に返信してもスルー。
募集広告費だけがかさむ毎月。
こうなると、まず考えることが、
「時給を引き上げよう」
大体私の周りの店長達もここにたどり着き、上司や会社に、
「時給を上げないとこのままじゃ危機的な状況に陥るぞ!」
と訴えかけております。
まぁ、確かにその通りなんですけどね。
ただ、あなたの会社は、たとえば1店舗辺り毎月1,000時間のアルバイトを使ってる店だとして、
時給を仮に100円上げれば単純に10万円×店舗数毎月費用がかさみます。
あなたの会社はその経費増を笑って受け止めるくらい今まで暴利をむさぼっていましたか?
答えは多分、ノーです。それぐらい儲かっていれば、きっとあなたの給料なり労働時間はまともなものになっていたでしょう。
そうじゃないからブラック業種とか言われていたわけです。
でも、このままじゃいけないとして、時給を上げました。その分はどこで回収しますか?
値上げでしょうか。料理をしょぼくしますか。それとも仕事の質を上げますか(生産性を上げる)。
値上げをすれば客数が減り、それを取り戻すために販売促進費(広告、値引き)が余計にかかるでしょう。
料理の質を下げても同じ事。
スタッフに今より少人数で働かせれば、きっと数ヵ月後にはまた人手不足になるでしょう。
さらに言えば、時給を上げたところで、人は来るでしょうか。
「いや!来る!そして昔みたいにたくさんの面接の中から優秀な人材を選んで、店のレベルを上げて、そうだなー、昔いた〇〇君みたいにフリーターでリーダーシップがあって・・・」
とか考えてる店長、調理長さんの多い事。事実、未だに
「フリーター大歓迎」「週3日以上働ける方歓迎」
とか平気で書いてある求人の多い事。
今の世の中、まず、フリーター?いませんよ。どこの企業もそれっぽい奴は社員か準社員に引き上げてるし、逆にいい年こいてフリーターとか言ってる奴は、芸人とか目指している奴以外、「これだけ人手不足にもかかわらず正社員にすらなれなかった人達」が有能でしょうか?
もちろん例外はありますが、それはほぼ宝くじ当選レベルぐらい、極まれでしょう。
稼ぎたい学生もしかり。少子化の影響でまず学生自体少なくて、しかも仕送りの厚い学生の多い事。
苦学生は既に死語になりつつあります。
動きの早い会社では、早々にそれらに見切りをつけ、外国人留学生や、リタイヤ後のベテランをターゲットにしている世の中です。鳥貴族なんていい例ですね。
長々と書きましたが、ここで私が提言したい事は、
「時給を上げる前に、まず仕事を減らせ」
という事です。
続きはまた後で。
こうしている間にも、無理して時給を上げまくった飲食店が、またひっそりと姿を消しています。

本日は御来店頂き誠にありがとうございました。