GOTOトラベル全国停止のメッセージはかなり強力!自粛されるのは旅行だけじゃなく小さな会食すらも吹き飛ばす。

2020年12月15日

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 さて、12月14日、いきなりGOTOトラベル事業が新型コロナウイルスの感染拡大で12月28日から来年の1月11日まで全国一斉一時停止が発表されました。

 まぁ、それまでさんざんいろんな方面から、「GOTO事業はコロナが収束するまで一度停止すべき!」なんて言われていたので当然の流れといえば当然なのですが。

しかし、これまた新型コロナ感染拡大の元凶と散々叩かれている私たちのような飲食店、とりわけお酒を提供しているお店が、失われた忘年会景気を何とかしのぐGOTOイートは継続されています。(ネット予約事業は11月半ばに予算到達のため終了。現在は食事券販売のみ。ただ、その販売も一部地域では新規販売が停止、あるいは停止を検討中。)

 なので、現在のところ、結構このGOTOイートによる来店はあるにはあるのですが、GOTOトラベル一時停止のニュースが流れた後、早速GOTOトラベルとは一切関係ない会食、食事会の予約が次々とキャンセルされるようになりました。

 話を聞けば、

「これだけ世間が騒いでると、いくら少人数でもやっぱりやめようか。って仲間内でそういう話になったんで…。ごめんね。」

「旅行で使うわけじゃないんだけどさ、家族から白い目で見られるから。また今度お願いします。」

 勿論、GOTOトラベルに関連したキャンセルもあります。

「GOTOトラベルが停止になったのでツアー自体がなくなったから。」

「別にGOTOトラベルだから家族が集まるわけじゃないけど、お得にもならないのにわざわざ世間が移動するなって言ってる時期に親族で集まることも無いでしょ。」

 もう好きにしてくれって流れです。今までは、どれだけテレビやネットで新規感染者数が増えた、とか医療がひっ迫している、と言っても、なんだかんだ一定数の飲み会は開かれ、若者は自分は重症化しないからと忘年会。人数が4人以下ならいいよね、と食事会、高齢の方も、最近は、

「この店はちゃんと感染対策しているから安心よね。」

 と、評価してくれるのは嬉しいですが、もはや誰も気にしなくなった様子でしたが、今回のニュースで一気に流れがまた変わりそうです。

 私としては、このような超が付くほどの逆風の中で店を開けていても、赤字ばかりが増えるだけなので、ここは守りに入って休業するなどして、感染者が落ち着いて、日本でもワクチン接種が始まって、それからGOTOをもう一度やれば今年の10月、11月の状況を見る限り、売上はすぐに回復するどころか、企業も接待、会食が無くなった分飲食に使える経費が溜まっているらしいので、その反動は十分にあるような気がします。

 しかし、それまで会社がもつのか、それが何より心配なのですが、雇われサラリーマン店長から見る限り、とっくに倒産していてもおかしく無いのに、毎月給料が振り込まれる。社長も苦労しているんだな。そう思う今日この頃なのでした。

それでは今日はこの辺で。本日もご来店、ありがとうございました。