飲食店の現実。人材流出時代の影。店から人がいなくなる?

こんにちは。当ブログにお越しいただきまして誠にありがとうございます。

さて、前回の続きです。

副店長の退職により急な人手不足に陥った僚友店舗を救うべく、ヘルプ要員として週に何度かその店に行く事になったのですが、最初はちょっとしたお手伝いのつもりで気楽に考えてました。そこの店長とも気心知れた間柄だったので、少し甘く見てました。

しかし現実はというと、そこには今、多くの飲食店が抱える人員不足の問題点が凝縮されていました。

まず店に入ると、出迎えてくれたのは開店準備に追われる調理場の社員2名と店長。軽く挨拶を済ませ、自分もフロア掃除に取り掛かる頃、アルバイトさんが出勤してきました。

しかし、たったの2名。しかも外国人。日本語は一応話せる様ですが、かなりたどたどしい。店は大小個室を合わせると80席のそこそこの規模の店舗。一人は調理場に、そしてもう一人がホール…。つまり、私が来なかったら、この日は店長とこのアルバイトのみでホールを回す事になった訳で。

さすがにこれはと思い、店長に疑問をぶつけると、

「他にパートの日本人のおばちゃんもいるにはいるんだ。でも、人手が足りないからって毎日お願いする訳にも行かなくて。だってそれじゃすぐに103万円の壁越えちゃうだろ?それに、もう60をとっくに超えてるんだ。あまり無理はさせられないよ。」

だったら、早く他のパートさんを募集すれば良い、そう思って質問すると、少し溜息をついて、

「知ってるだろ。募集はとっくにかけてる。ほぼずっとさ。でも駅前でも無いこの立地とうちの時給じゃ誰も来やしない。来るのは卒業間近の短期希望の学生か、外国人留学生、おじいさんおばあさんばっかりだよ。」

確かにそれは言えている。私の店はどちらかと言うと大きな駅も近ければ大学も近い、時給に関してはなんとかうちの会社はこの辺の相場のちょっと下くらいのレベルだが悪くは無い。それでも募集広告を出してもあまり良い反応は無い。優秀な人材はどうやったらそれだけ時給を払えるんだ?という位高い時給を出す会社に取られ、来るのは確かに、外国人と高齢者が殆どだ。最近は高校生も来なくなった。殆どが従業員の紹介に頼っているのが現状であった。

話を更に聞くと、今いる学生アルバイトはその殆どが来春の卒業生で、紹介してくれるのも同学年、募集をかけて応募してくるのも来春の卒業生と、もはや来春には店から誰もいなくなるのでは無いかと冗談めかして話していたが、このまま何もしなければ、多分そうなるだろう。

この手の問題は飲食店であれば結構多くのお店が抱えている問題だと思います。もはや待遇改善、時給の引き上げができるか否かが、生き残れる飲食店を分ける分水嶺となり得る時代に既になっているのでしょうか。

そうこうしているうちに開店の時間となりました。おっさん二人と外国人アルバイトのみでホール、似た様な陣営の調理場。不安しか無い状態で店はオープンしました。

続きはまた次号で。

本日はご来店頂き誠にありがとうございます。

飲食店の現実。人材流出時代の影。

御無沙汰してます。当ブログへご来店頂き誠にありがとうございます。

しばらくほったらかしにしていたこのブログですが、それなりに理由があります。

毎日休みなく朝から晩まで働かなくてはならなくなったため、初老の私には家に帰ってからパソコンに向かう(とは言っても愛機は今時iPad3ですが)元気が無くって…。

なんでそんな事になったかというと、そこがサラーリーマン店長の悲しい性、チェーン店ならではの恐怖、人材流出による人員不足を埋め合わせる為に身を切らなくてはならなくなりました。 “飲食店の現実。人材流出時代の影。” の続きを読む

夏の食中毒、まず家庭から。  

こんにちは。当ブログにご来店頂き誠にありがとうございます。

日に日に暑くなってきましたので本日は食中毒の話。

さてさて、飲食店にとってはある意味宿命で、一度大規模な食中毒事故を起こそうものなら、営業停止、及び社会的信用を一気に失う食中毒。ただの腹痛下痢程度なら、 “夏の食中毒、まず家庭から。  ” の続きを読む

夏だ!飲食店大掃除のススメ。

こんにちは。当ブログにお越し頂き誠にありがとうございます。

今回は夏に是非オススメの大掃除のお話です。

夏に大掃除?なんでこの時期に?と言う声が聞こえてきそうですが、

「大掃除は夏が一番効果的で、安く済む。」

これは私の付き合いのあるダスキンの代理店を営む方の名言です。

“夏だ!飲食店大掃除のススメ。” の続きを読む

お金のかからない、ちょっと良いサービス。「持ち込みOK」

こんにちは。当ブログにお越し頂き、誠に有難うございます。今回も前回に引き続き、お金のかからない、それでいてお客様に喜ばれた、ちょっと良いサービスのお話しです。

それは、「持ち込みを歓迎する。」たったそれだけなんですが。

勿論、全ての持ち込みをOKする訳ではありません。そんな事したらお弁当を持ち込んで昼食を過ごされたり、飲み会の席で缶ビールをケース単位で持ち込まれたり、無償でテーブルを占拠されてしまいます。

なので、お店として、大々的に持ち込みOKの張り紙や告知をする必要はありません。

いつものように営業していく訳なのですが、営業しているうちに、必ず、「持ち込みしたいんだけど」とお客様から相談を受ける事があると思うので、次に挙げるものについては持ち込みを持ち込み料無しで認めてあげると、結構喜ばれます。しかもあまり店としては手間がかかりません。 “お金のかからない、ちょっと良いサービス。「持ち込みOK」” の続きを読む

お金もかからない、ちよっと良いサービス。写真撮りましょうか?

こんにちは、当ブログにご来店頂き、誠に有難うございます。

今回は、お金もかからない、手間もそれほどかからない、鉄板のサービス、「写真撮影」についてのお話です。

お店のサービスの一つで、お食い初めや七五三、誕生日祝いの席で、家族の写真を撮ってあげるサービスをするお店は少なくありません。そして更にお店のプリンターで印刷してあげて、お帰りまでにお渡しするサービスをする所も。

帰りにお渡しする他に、お客様からメールアドレスを聞き出して、メールで送る店もある様です。その為にお店用のデジタルカメラまで用意しているお店も。

あわよくばお客様から許可をもらって、店内にその写真を飾り、お店のイメージアップ戦略に使用している店もある様です。

ただ、この方法ですと、 “お金もかからない、ちよっと良いサービス。写真撮りましょうか?” の続きを読む

サラリーマンの宿命、転勤。

こんにちは。当ブログにお越し頂き、誠に有難うございます。

最近、私の身の回りが慌ただしかったため、ブログの更新がしばらく途絶えてました。

さて、何があったかというと、「転勤」です。

とは言っても私自身では無く、同じこの店で2年間苦楽を共にした相棒の親方がこのたび転勤の命令を受け、遠くの地に旅立って行きました。

飲食業といえど、サラリーマンには宿命で、社命には基本的には逆らえません。 “サラリーマンの宿命、転勤。” の続きを読む

経営者がよく引用したがる“マズロー”の定理、実は給与抑制のための詭弁?

当ブログにお越し頂き誠にありがとうございます。

さて、今日は“マズローの定理”ついてのお話です。

このマズローの定理というのは1943年にアブラハムマズローと言うアメリカの心理学者が提唱したモチベーション理論の事なのですが、ここ数年、やたらとビジネス関連の雑誌に掲載される様になり、飲食店業界では店長教育の一環としてよく扱われる様になりました。 “経営者がよく引用したがる“マズロー”の定理、実は給与抑制のための詭弁?” の続きを読む

店が広い飲食店の便利アイテム、“インカム”って本当に便利?

こんにちは。当ブログにご来店頂き誠にありがとうございます。

さて、今日は、お店がちょっと広めの飲食店ではあるあるアイテム、小型トランシーバーの“インカム”についての話です。

一台5千円から1万円とそう安くは無いこの小型トランシーバー“インカム”、最近飲食店でよく利用している姿を見かけるようになりました。これのおかげで、 “店が広い飲食店の便利アイテム、“インカム”って本当に便利?” の続きを読む

飲食店、手数料収入で美味しいあれこれ

こんにちは。当ブログにご来店頂き誠にありがとうございます。

飲食店の業種の中には、お酌をするコンパニオン、花束の配達、タクシーの手配など、営業していると、お客様からその手配を頼まれるケースが多い業態があります。実はこれらですが、飲食店と何かしらの提携を結んでいるケースが多く、飲食店にも、その業者にもメリットがある形で結びついているのはこの業界では割と当たり前です。  “飲食店、手数料収入で美味しいあれこれ” の続きを読む