続 食中毒クレーム 1

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あれは、数年前、まだ世間で「ノロウイルス」という単語が認知されてないくらい前の話。
だから、約10年くらい前の出来事。
その日は私は、ちょっと高級な和食レストランで店長として働いてました。
店では30名規模の病院関係者による大宴会が行われてました。
この宴会を始めるにあたって、幹司様の要望で、「東北らしいもの」を盛り込むように要望がなされました。

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一人一万円の予算です。調理担当の親方は気合を入れて、「東北らしいもの」を盛り込みました。
牛タン、ずんだもち、山形牛、比内地鶏、三陸産鮮魚の刺身etc……。
そして、ぷりぷりの新鮮生牡蠣。
宴会は大盛り上がりのまま終了し、お客様からはお店に対する賛辞の言葉を帰りがけに頂いた。
その宴会は金曜日に行われ、土、日曜日となんでもないような日々が続いた。
そして月曜日、悪夢を知らせる電話が店に鳴り響いた。

続きは次号で・・・。

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