飲食店のあるあるイベントその2 演芸系

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さて、前回、フラワーアレンジメント教室というイベントで大コケした当店ですが、そこで得た反省を活かさず、またまた今度も上司のツテで、新たなイベントが持ち込まれました。

お笑いという名のイベント

です。

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お話をしてくれるのは、それだけでは生活を賄いきれないセミプロ(自称)と呼ばれる方々。

彼らの漫談や落語などを楽しんで、大いに笑った後、食事を楽しむという趣旨のイベントです。

ところが、この方達、プロでも売れっ子でも無いのにとにかく自分の力でお客様を集めようとしません。

公演が近づいて来ると、こちらからも集客状況の確認の電話をするのですが、前回の花屋同様、全く人が集まってません。いや、むしろ集める気すらありません。

あまりのその体たらくぶりに、呆れてものも言えませんでしたが、時折お店に電話をくれる度に、人が集まってないことに対する不平を言われ続けて、とうとう頭にきました。

「今時、素人のバンドでさえ、借りたライブハウスを埋めようと、どれだけ努力しているか、売れない芸人さんがどれだけ頑張ってるか、それだけ人を集めるのは大変なんです。そんなにこちらの人集めに不満なら、自分達も少しは動いてみたらいいんじゃ無いですか?」

当たり前の当たり前過ぎる正論ですが、向こうの言い分は少し違いました。

「いや、そちらが人を集めてくれると思ったから今回お願いしたんですけどね。うちらだって、無名だから人を集められないのは知ってますよ。でも、ぜんぶこっちで人集めしなきゃならないんなら、最初からそちらに頼まないで、自分達だけでライブやりますよ!」

そうなんです。今回も、向こうとしては、あくまで、こちらが主催したイベントで、それに乗っただけ。

こちらとしては、ライブハウスのオーナー気分で、場所は貸すから好きにしていいけど、集まらなくても知らないよ、という考え方。

お互いの認識が違うので、当然集まるわけがありません。

で、当日、お客様は5人。しかも全てその日休みのスタッフです。

会場を見るなり、演者の方々がまた不平をこぼし、あまつさえ、やる気が出ないと愚痴る始末。

その姿に、

「今時、売れないアイドルでも客が1人でも歌うんだ。売れない芸人だって、一生懸命笑いを取りに行くでしょ!それがプロってものじゃ無いのか!」

と、までは心の中で言ったつもりでしたが、遠回しについうっかり言ってしまい、まぁ、不機嫌なままイベントはスタートしましたが、まぁまぁ小さな笑いは起きてました。ただ、どうやら次回は無いようです。きっと私のせいでしょうね。

今回も、向こうとしては、そっちからイベントの提案をして来たんちゃんと人を集めなよ、という意見と、こちら側の、無名なんだから少しは努力してだれか呼んでくれよ、と、やっぱり認識の違いで悲劇的なイベントになりました。

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イベントを始める時は、どっちが規約を集めるか、しっかり打ち合わせした上で始めないと、こんな悲しいイベントが量産される、と勉強になりました。

さらに言えば、やっぱりイベントを外部の方を巻き込む時には、ちゃんと、メリット、デメリットは話し合ってから具体的なスタートを切った方がいいと思います。

さて、周りの飲食店でイベント、やってませんか?そして、そのイベント、行きたいと思いますか?

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