忘年会で求められるサービスとは

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さて、忘年会シーズン真っ只中。特に週末ともなれば宴会の出来る飲食店はそりゃもう毎日がお祭り騒ぎ。ここで売上を確保する事も大事ですが、いかにお客様に満足してもらって、来年からの再来店に繋げるかが大事となってくるわけで。

料理などの商品力も重要ですが、サービス面、これ次第で宴会の印象が最高にも最悪にもなりうる様です。スポンサーリンク

色んなところで「忘年会で最悪だった飲食店の対応」とかのアンケートを目にしますが、

1位「店員が呼んでもなかなか来ない」

2位「ファーストドリンクがさっぱり来ない」

3位「料理が来るのが遅すぎる」

と、サービスの「遅れ」がダントツの上位を占めるようです。逆に「良かったサービス」でアンケートをとると、

1位「空いている皿をまめに下げてくれる」

2位「いいタイミングで注文を取りに来てくれる」

3位「飲み物がすぐに来る」

と言った感じで、ここから考えられるのは、「ドリンクがすぐに来る」か否かで最悪な印象を与えるか、好印象になるかが大きな分かれ目になるようです。

と、言ってみたものの、これがなかなか大変で。

宴会が始まるタイミングって大体18:00前後に集中する訳で、せめて乾杯ぐらいビールは瓶ビール、飲めない方はノンアルコールビールの瓶か、ウーロン茶のデカンタにしてくれれば良いのに、「ビールは生ビールじゃなきゃ嫌だ」とか、うちの店のカクテルを膳種類頼む気か!って位バリエーション豊かに注文されれば一瞬でドリンク担当がパンクする訳で。つい最近もありましたが、生ビール15、カシスオレンジ、梅酒ロック、ソーダ割り、レモンサワー、ファジーネーブル、各1、ハイボール3、熱燗2、オレンジジュース、カルピスソーダ、ノンアルコールビール各1、芋焼酎お湯割り、麦焼酎ロック、赤ワイン・・・等、10数種類、40杯を一気に注文され、その時点だけドリンク担当を他のポジションから回して何とか堪えましたが、これが複数の宴会で同じ事が起きると、流石にどうしようもありません。

一番有効な手立ては、大規模な宴会についてはなるべく同時間に開始にならない様、予約を受ける時間帯をずらすのが一番良さそうです。でも、世の中そんなに甘く無いわけで、何故か単価の高い、どうしても取りたい宴会ほど、同じ時間に始まるんですよね。

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まぁ、よしんば時間をずらして団体の宴会を獲得しても、結局セカンドオーダー以降にバラエティ豊かなオーダーを打ち込まれたら結果的にはドリンク壊滅状態になるのは変わらないんですけどねー。

ベストな対応策はドリンク担当人員を増員する事ですが、そうすると今度は運ぶ人が足りなくなります。じゃあどうするかと言えば、

「洗い場か、調理場からスタッフを回す」

これが一番かと。特に洗い場や、ピークの時間帯が後半になりがちな揚げ物系のスタッフをいかに協力させるかが鍵となると思います。

勿論、洗い場のピークタイムにはホールからスタッフを総動員する訳ですが。

忘年会シーズンはまさに総力戦ですからポジションを超えた連携を深める良い時期だと思います。そしてそれが閑散期でも生きる!と経験上思うのです。

偉そうな事言ってすいません。こんなこと言っておきながら、先週末もバタバタでした…。

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