店の修理はdo it yourself

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お店も営業を続けていると、だんだんあちこちの施設が傷み始めてきます。厨房の機械が壊れた、ハンディの電池持ちが悪くなった、LEDの電球でなければあちこちの電球が切れ始めます。非常口を知らせる非常口誘導灯もチカチカし始めてきます。トイレのウォッシュレットの機械も交換時期を知らせる点滅が始まりました。

オープンから10年も経てば、あちこちの機器が寿命を迎えます。修理業者を呼んだ所で設置時期を伝えようものなら、ろくに症状も見ないで、

「あぁ、これっすか。さすがに寿命ですねぇ。」

と他人事のコメントが返ってくるだけです。

確かに、最早機器ごと交換しなきゃいけない状態だったり、完全にその機器の機能を司る中心基盤の不具合であれば、買い換えがベストの選択ではあります。

ですが、中には「それくらい自分でなんとかしろよ」という修理項目もあったりします。その辺を自分でやるだけでも大幅に費用が抑えられるばかりでなく、自分がいざ他の会社で働いたり、自分でお店を持ったときにも、その知識と技術は非常に有用な能力になります。是非、雇われ店長であるうちに少しでも多くの修理技術を身につけたいものです。

1、 非常灯のバッテリー切れ

意外と多いんです。お店が長く営業を続けていると、お店が全て電源を喪失した状態、所謂停電時に蓄電池型の非常灯が寿命を迎え、本来必要な非常事態に全く用を成さない状態になるのですが、それはその店が定期的に受ける消防署の設備点検の時に発覚するのですが、大体は同じ時期に全ての非常灯は設置されているので、寿命を迎えるのも大体一緒です。

これらを全て蓄電池交換となると、莫大な費用がかかります。特に設備関係の業者が入ると、電池交換と作業費やら出張費でとんでもない経費の見積書が来ます。うちの店の場合は全交換でバッテリー代、工賃などで30万近くの見積もりが来ました。

ただ、どうしてもたかがバッテリー交換でそれだけ費用がかかるというのは納得できず、結果、自身でネットを捜し歩き、結果として非常灯一台につき千円ちょっとでバッテリーの交換が、機械音痴の私にも出来るという事がわかりました。

この結果、20万近くの経費節減です。

2、 冷蔵庫のドアパッキン

10年近く店をやっていると、消耗品であるところの冷蔵庫のドアパッキンが徐々に高質化していき、パッキンが割れ始めます。

ですが、メーカーか、ネットでその部品だけを取り寄せて、自身で交換すれば良いだけの話にもかかわらず、わざわざ業者を呼んで交換を依頼したりします。

その結果、莫大な費用がかかります。全ての冷蔵庫のドアパッキンを交換するとなると10万円は軽く超えます。見積もりの内訳を見ると、部品代の他に手間賃でやたらと高くなるからです。

でも、この手の交換は素人でも簡単に出来ます。要はやるかやらないかです。

冷蔵庫のドアパッキンなど、せいぜい一箇所につき部品代だけなら千円くらいです。業者を頼めば、出張料、工賃など、誰でも出来る仕事にウン万円の手数料がついてとんでもない経費がかかります。

感覚で言えば、電球を交換するくらいの簡単な作業なのにも関わらず。

設置業者から言えば、それらのメンテナンス料金も商売のうちなのかも知れませんが、よーく考えましょう。そんなお金があるのなら、従業員の待遇に回せるはずなのです。

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