出来れば預かりたくない。

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どうも。久しぶりの更新です。

以前使っていたseesaaブログからWordpressに引っ越したのですが、思ったより手間取りまして、ようやく引越しの運びとなりました。これからもどうぞよろしくお願いしますね。

さて、寒さ厳しいこの季節、お客様もコートやらマフラーやら重装備での来店が増えてくる季節でもありまして。

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そうなると、必然的に暖かい店内に入るや否や、こんな要求が発生するんです。

「悪いんだけど、預かってくれる?」

個室がふんだんにあるお店であれば、「お部屋のハンガーをご利用ください」で済むんですが、そうでない、オープンな客席のお店だと、入り口でそのマフラーやら、コートやらをお預かりするケースが増えてくる季節でもあります。

それで今まで何度酷い目にあったか…。

良くあるのが、帰る段になって、

「俺のコートが無い!」

となる紛失ケース。

原因は、目を離した隙に誰かがそのコートを盗む、というのはこれだけ監視カメラがあちこちにある時代では全くあり得ないのですが、大体は、団体様のうち、宴会の途中で先に帰ったお客様が間違って着て帰ってしまったパターン。

若しくはこちらが先に帰ったお客様に間違って別のコートやらを渡してしまったパターンがあります。

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まぁ、身内同士なら、後日笑い話とともにお客様同士で解決するのですが、これが別のグループとの間違いだと地獄パターン。当たり前ですが、とりあえずお客様の激怒で物語が始まります。

えっ?他人のコートなんて間違って着るはずが無いって?

残念ながら、世の中のサラリーマンの冬用のコートなんて大体同じような作りで、似たようなデザインなら山程有ります。

しかも、宴会で酔っ払ったお客様にしてみれば、多少の違和感なんて全く気付きません。

それでも、流石に家に帰れば普通は奥様が、いつもと違うコートに気付きそうなものですが、少し年季の入った御夫婦の間柄では、悲しいかな旦那がどんなコートを着ていたかなんて覚えてもいないので、コートの取り違えは直ぐに解決しない事がしばしばです。

これは靴脱ぎのタイプのお店でのお履物の取り違えでも同じことが言えます。

しかも悪い事に、このケースでお客様に紛失したコートやマフラーを弁償、という事になっても、会社が入っている損害保険による補償の範囲外の為、100%店舗負担になってしまいます。

お客様の持ち物を従業員が汚損か、壊してしまった場合なら、その現物が手元にあるので、そのアイテムの価値分補償はされるのですが、この紛失のケースだと、お店側の過失にもかかわらず、その証拠と根拠が無い為です。確かにそうですよねー。いちいちそれを認めてたらいくらでも保険会社に事故をでっち上げて補償を請求出来ますもんね。

なので、お勧めは、極力お客様の持ち物は預からない、これが一番です。確かにサービス面では不親切では有りますが、相手が悪意を持って店側に責任を追及、つまり実際はブランド物のコートじゃ無くてもそう主張されれば、こちらとしてはどうしようも無くなるので、やはり預からないのが一番、過去の経験からこれは間違い無いです。

代わりに、客席の足元に上着入れのカゴでも買った方が良いです。靴なら鍵付きの下駄箱を導入する事をお勧めします。

いや、それでもどうしてもホテルの様にお客様の持ち物を預かりたい、という方は、預かる場所と、お客様の入店する所に監視カメラを置いて、万が一紛失事故が発生した時に補償するものを特定出来るようにするしか無いでしょう。ただ、そこまでする必要は…どうなんですかね。

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