モンスターペアレントはここにも

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お昼時になりますと、うちの店は個室がそこそこあるもので、お子様連れのお客様もよくいらっしゃいます。

お子様、お父さんお母さん、その両親と、三世代幸せそうにお食事している姿は微笑ましい日本の家族像で、見ているこちらもほっこりします。

ただ、いい事ばかりでなく、

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最近マナーを守れないご家族のお客様も多いです。

泣いても無視

まず、子供が泣き出しても全く無視、泣き疲れるまで延々と放置するのですが、なにぶん子供はエネルギーの塊なので、そう簡単には一度火がついたら泣きやみません。

いくら個室と言えども、所詮隣の部屋とは薄い壁一枚。それに呼応するように隣の赤ちゃんが泣き始めると、連鎖反応で店中大合唱。

これから似たようなご家庭を築く結納などの席では、その大音量にもどこかしら、仕方ないですね、の空気で許してもらえるのですが、気の毒なのは接待の席。はっきり言って何にも聞こえません。

せめて外であやすなりしてくれれば良いのですがそれもしてくれません。

部屋から排除

他にも子供に店中を走り回らせる大人達。従業員とぶつかりそうになって危ないにも関わらず、その両親は友達との会話に夢中。それどころか、会話と食事をゆっくり楽しむ為に部屋の外で遊ぶ様促す始末。

危ないですから、とお子様をお部屋に連れて行くと、物凄い目つきで睨んで来るのは何故なんでしょう。ここは育児所ではないのに。

粗相隠蔽

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まだあります。テーブルの下に飲み物や食べ物をこぼすのは子供だから仕方ないとは思いますが、何にも言わずにそのまま当然のように帰る客。

つい最近では掘りごたつの下に粉々に砕けた食器とグラスが散乱してました。どうりでそそくさと帰ると思ったら…。

汚物放置

泣きたくなるのが部屋内でのオムツ替え。ただでさえ今の時期、子供といえどノロウイルスを保菌している場合も多く、部屋の中でのオムツ替えは、その方々だけでなく、その後使用するお客様にも、匂いも、衛生的にも迷惑なのに、その場にいるご家族誰も注意せず、あろうことかそのオムツをビニールで包んで放置して帰る悪業。食中毒テロか!

以上の事は目に余るものは流石に注意しますが、信じられない事に逆ギレして怒り出す親御さんの多い事。本来ならそれを注意すべきその祖父母まで一緒になって…。

「家族の団欒を台無しにされた!」だの、「何処に駄目って書いてあるのよ!」挙句は「子供だから仕方ないでしょ!」ときたもんだ。

いやいや、お母さん、子供の行為をこっちは注意してるんじゃ無いんです。あなた方の常識の無さを注意してるんだよー、とそれはそれは遠回しに言ってみるんですけど、全く理解しないどころか、ご丁寧に本社に平気でクレームのメールを送ってくださいます。しかも随分お話を盛り込んで。

一度でいいから言って見たいもんですね。

「ここはお前の家じゃないんだ!やるならさっさと帰れ!」

なんて言えないです。

なので今日も、

「他のお客様のご迷惑にもなりますので…」

誰が考えたか知らないけど、便利な言葉ですね。

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