どこ行った?ノロウイルス。

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また雪です。昼間溶けた雪が凍り、またその上に雪が積もり、明日は雪かきというより氷かきで仕事が始まりそうです。北国の宿命だから仕方ないんですけどね。

さて、去年末から今年にかけて、あんまりノロウイルスのニュースを聞かなくなったと思いませんか?

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ちなみに、27年と28年では確かに食中毒件数としてはノロウイルスは激減しました。

27年の481件に対して354件。

厚生省さんの衛生啓蒙活動の努力もありますが、27年にさんざん流行って、その食中毒事故の報道が席巻したので、飲食店側もかなりこの時期に注意する様になった、ということもありますし、一番の原因食材とされる、牡蠣の生食を消費者が控える様になったのが要因にと言えそうです。

確かに27年は毎日の様にノロウイルスでの食中毒と、飲食店の営業停止のニュース、給食センターや介護施設でもありました。宮城県の牡蠣が取れる港の一部では、湾内がノロウイルスに汚染された生活排水が原因となったのか、ノロウイルスが検出された為に、生食用の牡蠣が出荷規制が引かれるほどでした。

それが今年はどうでしょう?

ネットニュースでも全くと行っていいほど見かけません。

ちなみに、大流行した27年ですが、衛生講習に来た保健所の人に聞いたのですが、ノロウイルス食中毒の疑いがある飲食店はまだまだあったのですが、あまりにも世間に蔓延していた為、感染経路をその店と断定出来ない為、営業停止に至らなかったケースが結構あるあったようです。

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では、今年は安全なのか?というと、個人的にはこれからがヤバイと思ってます。

その根拠は、あまりにも世間でノロウイルスを騒がなくなると、仮に感染した人が居ても、自分はノロウイルスだと思わない患者が増える事、医療機関においても、ノロウイルスとおぼしき症状でも、風邪や別の原因の胃腸炎と誤診するケースが出でくる可能性があるからです。

自覚のないノロウイルス患者は危険極まりなく、体調回復後も1、2週間は体内にノロウイルスを保有し続け、排便のたびに体外へ放出します。

その方の手洗いが不十分であれば、その人の触ったもの経由で、第2、第3の感染者が増えます。何せウイルスが10個ほど体内に入れば、そこから数億個に増殖する訳ですから。

それがお店のスタッフであったなら…。

もう一度言います。騒がれている時よりもノロウイルスはそうで無い時の方が脅威です。入念な手洗いは勿論、少しでも下痢、嘔吐の症状があった従業員は速やかに出勤して停止の処置と、検便による検査をお勧めするのです。

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